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”タマネギのような”イラン、今度は潜水艦まで配備…追い詰められるトランプ、成すすべなく引きずられるのか

梶原圭介 アクセス  

出典:ロイター通信
出典:ロイター通信

ドナルド・トランプ米大統領がイランの終戦案を「受け入れられない」として拒否する中、イランはホルムズ海峡に潜水艦戦力を増強配備したと主張した。

イランの半官営メフル通信は10日(現地時間)に、イラン海軍が「ペルシア湾のイルカ」と呼ばれる軽量級潜水艦を海峡に追加配備したと報じた。

イラン海軍司令官のシャフラム・イラニ氏は「ホルムズ海峡の脅威、能力、必要性を考慮して、軽潜水艦が増強配備されている」と述べた。

イラニ司令官が言及した潜水艦は、イラン海軍が保有する120トン規模の小型潜水艦(ガディール級)である可能性が指摘されている。ガディール級潜水艦は浅い海域での機動性を最大化するよう設計されており、水深の浅い海でも比較的自由に動くことができる。

ホルムズ海峡は水深が浅いため、ガディール級程度の超小型潜水艦しか運用できない。

引用:BBC
引用:BBC

イラン海軍はガディール級小型潜水艦の他にも600トン規模のファテフ級潜水艦も保有していたが、昨年2月の米国の「エピック・フューリー作戦」初期に大部分が破壊され、現在運航が困難だとされる。

専門家らは、イランのイスラム革命防衛隊が小型潜水艦の運用を通じて米軍艦を正面から攻撃するのではなく、商船を動けなくする非対称戦略の効果を高めようとしていると分析している。

イラン「射程2,000kmの新型ドローン導入」

イラン側は小型潜水艦の配備とともに新型ドローンも戦場に投入したと主張した。

イラン陸軍の報道官モハマド・アクラミニア氏は国営IRNA通信に「米国がイランを再び攻撃するなら新兵器で反撃する」とし、「射程2,000kmの新型ドローン、アラシュ-2を投入した」と述べた。

さらに「このドローンは飛行性能が優れており、レーダー反射面積が小さいため敵が探知するのが非常に難しい」とし、「敵が再び誤判断して侵攻するなら、新しい武器と戦術、戦場を含む驚くべき対応に直面することになる」と警告した。

イランがこのような行動を公開したのは、米国の海上封鎖にもかかわらずイランがホルムズ海峡で実質的な海上制海権を握っていることを再確認させる意図があると解釈される。

引用:ファイナンシャルニュース
引用:ファイナンシャルニュース

さらに米国とイスラエルの合同攻撃にもかかわらず、まるで層を成すようにイランの戦力が常に補充されているという事実を内外に強調するためでもあると解釈される。

英フィナンシャル・タイムズは9日、革命防衛隊のいわゆる「モスキート艦隊」が険しい南部海岸に沿って湾・洞窟・トンネルに隠れ、強大な米軍に対抗していると報じた。

数百隻の高速攻撃艇を意味する「モスキート艦隊」は短距離ミサイルを搭載した精巧な艦船で、信号が出されるとホルムズ海峡に出動しイランの制御力を誇示する。

「モスキート艦隊」自体は米軍艦を深刻に脅かしたり、現代的なタンカーに大きな損傷を与えるたりするほどの戦力は持っていないが、革命防衛隊が保有するミサイルやドローンなどと組み合わせれば、イランがホルムズ海峡を制御する程度の脅威は可能だとされる。

海軍分析センターのジョシュア・タリス研究員は「艦船でも商船でも、どんな船舶に向かって何かが飛んでくる瞬間、実質的かつ現在的な危険となる」と評価した。

これに先立ちトランプ大統領は開戦から数週間後に「イラン海軍は海底に沈んで完全に破壊された」と主張したが、結局安価で迅速に生産できる武器で対応するイランを打ち負かしホルムズ海峡を開放することには失敗したという評価が出ている。

トランプ大統領が10日に公開された米国の時事番組で「米国は今後2週間の間、イラン全域の目標に対して攻撃を実行可能な態勢にある」と言及すると、イランの外務省報道官エスマイル・バガイ氏はSNSで「古代のパルティアは、はるかに少ない兵力と限られた資源にもかかわらず、ローマに対して非対称戦で勝利を収めた。歴史は繰り返される」と反論した。

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