
ドイツのフランクフルト空港で旅客機が大きな音を立てながらノーズギアを折りたたむという事故が発生した。乗客搭乗直前に起きた突然の事故で現場にいた乗務員と地上スタッフ数名が負傷した。
4日(現地時間)午後12時45分頃、ドイツのフランクフルト空港A15ゲートからアメリカのロサンゼルスに出発する予定だったルフトハンザLH450便の前方着陸装置(ノーズギア)が突然折りたたまれた。
現場の防犯カメラ映像には轟音とともに旅客機の機首が地面に沈み込み、機体のすぐ前に立っていたスタッフが急いで避難する様子が捉えられていた。衝撃の余波で車輪を包んでいた着陸装置の扉が破損し、落下した。
事故発生時、乗客は搭乗前だったため難を逃れたが、機内で飛行の準備をしていたルフトハンザの乗務員2名と機体周辺で作業をしていたスタッフなど数名が負傷し、近くの病院に運ばれた。航空会社側は負傷者は直ちに治療を受け、全員が軽傷で済んだと説明した。この事故により当日のロサンゼルス便は欠航となった。
航空機追跡サイトFlightradar24によると、事故機は今年1月にボーイング社から納入されたばかりで、2月から運航を開始した最新の旅客機だという。運航開始からわずか4カ月という新しい飛行機で、累積運航回数も137回に過ぎなかった。
アメリカ連邦航空事故調査官を務めたジェフ・グゼッティ氏は海外メディアとのインタビューで、停止中の航空機のノーズギアが自然に沈み込むのは極めてまれだと述べ、現地調査官が整備履歴とシステム記録を重点的に調べるとの見方を示した。
2021年にイギリスのロンドン・ヒースロー空港でも同型機のノーズギアが整備作業中に突然折りたたまれるという類似事故が発生した。当時、英国航空事故調査局(AAIB)の調査結果では、地上で着陸装置が折りたたまれないよう固定する、安全ロックピンを整備士が誤って別の穴に挿入したことが原因で、作業者の過失とされている。
ボーイング社は公式声明を通じて「今回の事故について、当社はルフトハンザ側と関係当局と連携し、調査を進めている」と明らかにした。
航空業界の内外では、この事故を深刻に受け止める見方が広がっている。ボーイング787ドリームライナー機種は最近数年間、炭素複合材の胴体パネル間の微細な隙間の欠陥、加圧隔壁の問題、尾翼部品の不適合など、安全問題が相次いで発生している。このため、米国連邦航空局(FAA)など規制当局から、何度も引き渡し停止と全数調査命令を受けるなど品質管理におけるトラブルが絶えなかった。
現在、ドイツ連邦航空事故調査局(BFU)は、原因が機体自体の油圧・機械的欠陥なのか、あるいは地上作業過程での過失なのかを明らかにするため、精密調査を進めている。
















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