
英国行きの旅客機が離陸直後に引き返した原因が、前方ランディングギアに残されたヘッドフォンだったことが分かり、話題になっている。
英デイリー・メールやザ・サンなどによると、5日、ポルトガル・リスボンから英ロンドンのヒースロー空港へ向かっていたTAPエア・ポルトガルのTP2678便は、飛行中に原因不明の異音が確認されたため、予防的な措置としてポルト空港に着陸した。
当時、乗客からは離陸直後、機体の外側から何度も衝撃音が聞こえたとの証言が出ていた。操縦士も原因の分からない異音を確認し、安全点検のため航路を変更した。
異音の原因は、地上係員のミスだった。出発前の機体点検で使われたヘッドフォンが、機体の前方ランディングギアに接続されたまま取り外されず、そのまま離陸手続きが進められていたという。
空港側は、ヘッドフォンが滑走路に落ちた可能性があるとして直ちに滑走路を点検したが、見つからなかった。
調査の結果、ヘッドフォンは離陸後も数千フィート上空で機体につながったままだったことが分かり、着陸後には一部の破片がランディングギアに残っていた。
元TAP操縦士で航空専門ライターのジョゼ・コレイア・ゲデス氏は、「離陸直後にぶら下がっていた破片」として写真を公開した。
さらに、「この驚くほど頑丈なヘッドフォンのブランドが分かっていれば、宣伝になっただろう」と冗談交じりに投稿した。
ネット上では「どうしたらこんなものを忘れられるのか」「100ユーロ(約1万8,000円)ほどするものなのに、あまりにも不注意だ」といった反応が寄せられた。
TAPエア・ポルトガルは声明で、TP2678便は予防的な技術点検のためポルト空港に着陸したと説明した。すべての手続きは安全に行われ、点検後は最終目的地へ通常通り運航したという。













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