トランプ氏、イスラエル・イランに警告「終戦への期待を台無しにするな」

ドナルド・トランプ米大統領は14日(現地時間)、イスラエルによるレバノン・ベイルートへの空爆を受け、イランとイスラエルの双方に対し、さらなる軍事行動を自制するよう求めるとともに、「終戦への期待を台無しにしてはならない」と警告した。
また、「和平合意は目前に迫っている」と強調した。しかし、中東各地で衝突が続いており、米国とイランの停戦・和平構想は試練に直面している。
AP通信、AFP通信、CNNによると、トランプ大統領はこの日、SNSで「われわれは地域に平和をもたらす合意に極めて近づいている」と述べ、「誰もこれを台無しにしてはならない。すべての当事者は追加攻撃をやめるべきだ」と訴えた。
こうした発言は、イスラエル軍がベイルート南部郊外にある親イラン武装組織ヒズボラの拠点を空爆した直後に出された。空爆によりレバノンの首都ベイルート上空には黒煙が立ち上り、レバノン民間防衛当局は、倒壊現場から遺体3人を収容し、負傷者6人を救助したと発表した。
トランプ大統領はこれに先立ち、終戦に向けた了解覚書(MOU)が14日に締結される可能性があるとの見方を示していたが、今回のレバノン情勢によって状況は徐々に不安定になっている。
イスラエルによるベイルート空爆は、米国とパキスタンなどが主導する枠組みの中で進められている米・イランの終戦交渉に、直接的な負担を与えている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、この空爆について、ヒズボラによるイスラエル北部への攻撃に対する報復だと主張した。イスラエル軍は、ヒズボラがロケット弾3発を発射したとして関連映像も公開した。
ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防相は「イスラエルは自国領土への攻撃を容認しない」として報復を宣言した。
イスラエル軍は、さらなる攻撃の可能性にも備えていると明らかにした。
今回のレバノンへの攻撃は、4月7日に脆弱な停戦が成立して以降、イスラエルとイランの間で発生した軍事的緊張としては最も深刻な事態の一つとみられている。イスラエルは1週間前にもベイルート郊外を空爆していた。
これに対し、イランの主要交渉担当者であるモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長は、X(旧ツイッター)で「米国には約束を履行する意思も能力もないことが改めて明らかになった」と述べ、交渉継続の可能性に疑問を呈した。さらに、交渉再開そのものが困難になる可能性があると警告した。
イラン軍統合司令部のモハンマド・ジャファル・アサディ副司令官も、「イスラエルの犯罪行為が何の代償も払わずに終わることはない」と述べ、軍事的対応の可能性を示唆した。
一方、カタールの仲介団は合意の取りまとめに向けてテヘラン入りした。終戦交渉はパキスタンの仲介の下で進められており、双方はこれまで何度も交渉決裂の危機を経験しながらも、慎重に接点を探っている。
交渉関係者によると、米国とイランは数千人の死者を出した戦争の終結や、ホルムズ海峡の再開放を含む枠組みの構築に近づいている。ただし、核心的な争点については依然として妥結していない。
これに先立ち、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、合意文書が14日に署名される可能性があると述べていた。また、イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官も、数日以内に署名される可能性に言及している。
合意文書は対面方式ではなく電子署名方式で締結される可能性があるとみられているが、具体的な方式や時期については依然として不透明なままだ。














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