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「相撲外交」は日本の切り札になるのか?パリ31年ぶり開催、和の文化が欧州に響く

有馬侑之介 アクセス  

出典:聯合ニュース
出典:聯合ニュース

13日、フランス・パリ12区のアコー・アリーナ。2024年パリオリンピックの体操競技が行われたこの会場に、巨体の力士たちが入場した。人気力士41人が姿を現すと、ヨーロッパ各国から集まったファンはタオルを振り、それぞれ贔屓の力士の名前を叫んだ。和太鼓の音が取組の開始を告げ、フランス産ゲランドの塩200kgを盛った土俵で力士たちがまわしをつかみ力を競い始めると、会場は歓声に包まれた。

パリで相撲の取組が行われるのは31年ぶりだ。ジャック・シラク元大統領がパリ市長を務めていた1986年、そして大統領任期中の1995年に相撲の取組を招聘して以来、今回が3度目となる。愛犬に「スモウ」と名付けるほどの相撲愛好家だったシラク氏の縁が、今もフランスと相撲をつないでいる。2日間にわたって行われたこのイベントのため、日本からは日本相撲協会の幹部を含む関係者約130人が2便に分かれてフランスに向かった。高市早苗首相もG7サミット出席のため13日にヨーロッパへ出発しており、図らずも同じ時期に、首脳外交と「相撲外交」がフランスで重なった形となった。

「相撲外交」は近年、スポーツを通じて日本の文化的影響力を発信する外交戦略として注目されている。国技である相撲は、伝統文化を発信しながら日本の力強さも体現できるコンテンツだからだ。19世紀、ペリー提督が黒船を率いて開港を迫った際、幕府が軽視されないよう相撲を見せたとも伝えられている。ペリー提督は「野蛮的で、人よりも牛の戦いのようだ」と感想を残したが、今では日本文化に親しむための文化コンテンツとして広く受け入れられている。

2005年のアメリカ・ラスベガス公演を最後に中断されていた海外公演は、昨年のロンドン公演で20年ぶりに復活した。ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた公演には、エンタメ企業サンリオがプロモーションに参加し、異色の光景を生み出した。タータンチェックの衣装を身にまとったハローキティが浴衣姿の力士たちとテムズ川沿いで大会を宣伝するなど、優勝力士にはトロフィーの代わりに大型のハローキティのぬいぐるみが贈られた。

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