メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

トランプ氏が国防生産法を発動、武器枯渇で台湾有事への懸念高まる

梶原圭介 アクセス  

米国のドナルド・トランプ大統領が冷戦時代に制定された「国防生産法(DPA)」を発動した。イランとの106日間に及ぶ戦争で大量消費した主要武器と軍需品の在庫を迅速に補充するための措置だ。

16日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)やAP通信、ブルームバーグなど主要メディアの報道を総合すると、トランプ大統領は11日、米国のピート・ヘグセス国防長官にDPAの発動を正式に指示したという。

ヘグセス長官は国家防衛のため民間防衛産業と自発的協定を結び、迅速に武器の増産に乗り出す全権を委任された。トランプ大統領は「国防または関連の備えプログラムに直接的な脅威を与えるリスクが存在することを確認した」と背景を明らかにした。続けて、米国内の武器在庫不足を招く主な原因として「制限された生産能力、脆弱なサプライチェーン、生産のボトルネック」を挙げた。

今回トランプ大統領が取り出したDPAは、1950年の朝鮮戦争当時、軍需物資調達のために制定されて以来、国家的危機ごとに重要物資確保のための非常手段として活用されてきた。この法案は国家安全保障や緊急事態時に大統領が民間企業に国防関連物資の生産を優先的に強制したり、生産設備を拡大するための大規模資金の支援を指示できる強力な戦時統制権限を付与する。

トランプ大統領自身も初任期中の2020年初頭、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時に検査キットとマスクの生産を加速するためにこの法律を使った。最近では重要鉱物の製造やワクチン生産の拡大などにも動員された。今回の発動措置は単なる武器庫の補充を超え、米国が二つの戦線を同時に担うことが難しい弱点を狙い、台湾への武力侵攻を企てる中国の安全保障上の誤算を事前に抑止しようとする戦略的な苦肉の策と分析される。

出典: 聯合ニュース
出典: 聯合ニュース

米国は2月28日、イランとの戦争が勃発して以来、前例のない規模で精密誘導兵器を戦場に投入した。米国防総省の関係者によると、米軍はこの期間に長距離巡航ミサイルのトマホークを1,000発以上発射したという。THAAD(終末高高度防衛ミサイル)、パトリオット、艦対空ミサイル(SM)などの先端防空ミサイルも1,500~2,000発ほど消費したと集計された。米国防総省は膨大に消費した武器在庫を戦争前の水準に完全に置き換え、復旧するには最大6年かかる可能性があると分析した。

米軍と米政権内部では、武器の不足が台湾海峡の安全保障危機に直結しかねないという切迫した危機意識が漂っている。台湾海峡は世界の物流の要衝であり、グローバル半導体サプライチェーンの心臓部だ。米国が武器不足で台湾を防衛できない安全保障上の空白が現実化すれば、グローバル経済と地政学的な構図は制御不能な混乱に陥る。

WSJは複数の政府の核心関係者を引用し、「イランでの軍需品消費率が高まり、短期的に中国の侵攻から台湾を防衛する米軍の作戦遂行能力が深刻に妨げられる可能性がある」と伝えた。米国のダン・ケイン統合参謀本部議長はトランプ大統領に「イラン内の軍事作戦が長引く場合、米国防総省の武器在庫全体に致命的な危険が迫る可能性がある」と直接警告したと伝えられている。

米国のシンクタンクである戦略国際問題研究所(CSIS)が4月に発表した報告書によると、イラン戦で消費された軍需品は戦争前の在庫基準でトマホーク全体の約27%、統合空対地スタンドオフミサイル(JASSM)の約23%、「海のパトリオット」と呼ばれるSM-6ミサイルの3分の1に達するという。防空網の核心であるSM-3ミサイルは半分近く、迎撃ミサイルのパトリオットは半分以上、THAADミサイルは最大80%が枯渇したと推定された。CSISのマーク・キャンシアン上級顧問は「これらの在庫を再構築するには最低でも数年かかるだろう」と展望した。

トランプ大統領は先週、ロッキード・マーティンとRTXなど上位7つの主要防衛産業のCEOを米ホワイトハウスに緊急招集し、米国のスティーブ・フェインバーグ国防副長官と対策会議を開く予定だった。ブルームバーグはこの会議がイランとの合意交渉が切迫しているため一時延期されたと伝えた。行政レベルで戦時体制に準じて武器枯渇問題を扱っているという切迫した認識が垣間見える場面だ。

米国防総省もイラン戦争勃発以前から民間企業に主要武器の年間生産量を大幅に増やすよう圧力をかけ、長期供給契約を結んでいた。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • ロシアの脅威、米国の傍観の中で「フランスの核の傘」に集まるヨーロッパ…核兵器の制限を緩和
  • 中国、サプライチェーンの「急所」を掌握し輸出規制を拡大…マスクとの交渉も停滞
  • プーチン氏を風刺した芸術家、亡命先のポーランドで銃撃され死亡
  • ウクライナ、ロシアのモスクワ最大の石油精製所を空襲…モスクワもドローンの射程圏内に
  • 面識のない通行人を車道へ突き落とした英国人男性、9年ぶりに逮捕
  • カナダ、ロシアの「影の船団」などエネルギー・防衛分野に新たな制裁

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • ロシアの脅威、米国の傍観の中で「フランスの核の傘」に集まるヨーロッパ…核兵器の制限を緩和
  • 中国、サプライチェーンの「急所」を掌握し輸出規制を拡大…マスクとの交渉も停滞
  • プーチン氏を風刺した芸術家、亡命先のポーランドで銃撃され死亡
  • ウクライナ、ロシアのモスクワ最大の石油精製所を空襲…モスクワもドローンの射程圏内に

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • ロシアの脅威、米国の傍観の中で「フランスの核の傘」に集まるヨーロッパ…核兵器の制限を緩和
  • 中国、サプライチェーンの「急所」を掌握し輸出規制を拡大…マスクとの交渉も停滞
  • プーチン氏を風刺した芸術家、亡命先のポーランドで銃撃され死亡
  • ウクライナ、ロシアのモスクワ最大の石油精製所を空襲…モスクワもドローンの射程圏内に

おすすめニュース

  • 1
    18歳で地方選挙に出馬した韓国の最年少候補、日本でアイドルデビューへ

    エンタメ 

  • 2
    「休み方が分からない」デビュー後の初めての休暇でハワイに→“退屈”で3泊4日で帰国

    エンタメ 

  • 3
    米旅行中に“くも膜下出血”で緊急手術、病院代だけで5000万円?「調整に2年以上かかった」

    エンタメ 

  • 4
    知り合って3日で交際、妊娠を機に結婚→献身的だった夫が別人に…幼い娘に見向きもせず出勤する姿に衝撃

    エンタメ 

  • 5
    「ちょっとひどい」vs「事情は分からない」新婚旅行中に認知症の母が孫の世話、ネットで賛否両論

    エンタメ 

話題

  • 1
    「一度でいいから僕にもその視線を」5年間続く妻の“推し活”に嫉妬する夫…悩みに共感の声

    エンタメ 

  • 2
    仕事一筋で結婚を全く考えていなかった少女時代メンバー、結婚を決意した瞬間を告白「この人だ、と思った」

    エンタメ 

  • 3
    「芸能人は三塁からスタート」“歌手や芸人のYouTube進出”に辛口発言→「冗談だった」と釈明

    エンタメ 

  • 4
    戦争地域の近くに高級レジデンス…不動産広告に出演した女優に批判殺到「もう応援できない」

    エンタメ 

  • 5
    「なんでそんな男と?」借金まみれの無名俳優を信じ結婚、演技に専念できるよう支援→ついに夫がトップ俳優に

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]