
中国・北京の中心部にある最高層ビル、シティックタワー(中国尊)に小型航空機が衝突する事故が発生し、市内中心部は一時大きな混乱に陥った。26日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)やCNNなど海外メディアによると、この日の午後、北京の中心業務地区(CBD)に位置するシティックタワーの上層部に軽量航空機1機が衝突したという。
事故の直後、建物の上層部外壁のガラスの一部が破損し、破片が道路に落下した。警察と消防当局は現場周辺の道路を直ちに封鎖し、シティックタワーと近隣の建物に緊急避難命令を出した。現場には警察や消防車、救急車が多数投入された。現時点で公式に確認された死者や負傷者は発表されていない。航空機の搭乗者数や墜落原因もまだ明らかになっていない。
事故が起きた後、「X(旧Twitter)」などのSNSには衝突の瞬間や被害状況を捉えた映像や写真が急速に拡散した。公開された映像には、航空機がシティックタワーの上層部と衝突した後、外壁のガラスと破片が地上に降り注ぐ様子が映っていた。近くの道路に停車していたタクシーの後部ガラスが割れた場面も確認された。
また、「B-12」という識別文字が記された航空機の尾部が胴体から分離した状態で地上に落ちている写真も共有された。現場の目撃者たちは、突然の轟音に驚いて建物の外に避難したと伝えた。シティックタワーにいたある女性はSCMPに「午後5時50分頃、緊急避難の案内を受けて建物を出た」と語った。
CNNはオンラインに公開された写真や航空機の登録情報などを基に、事故機体が中国の山河星航(スターエア・エアクラフト)が製造した2人乗り単発の軽量航空機「サンワード SA60L オーロラ」である可能性があると報じた。また、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」の分析結果によると、該当航空機は事故直前に予定された飛行経路を大きく逸脱していたことが分かった。
ただし、これらの内容は海外メディアの分析に基づくもので、中国当局はまだ機体の種類や事故原因について公式に確認していない。事故後、中国当局と官営メディアは関連内容を公式に発表していない。CNNは北京市公安局に問い合わせたが、「状況を把握していない」との回答を得たと報じた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、今回の事故に関連する一部の投稿が中国のSNSで削除されたり、検索が制限されたりするなどの検閲が行われた兆候が確認されたと伝えた。
事故が発生したシティックタワーは、中国最大手の総合金融グループ「中国中信集団公司(CITIC)」の本社ビルで、2018年に完成した。地上108階、地下7階、高さ528mで、北京で最も高い超高層ビルの一つだ。現時点で事故の原因と人的被害の規模は確認されておらず、中国当局の公式発表が出次第、追加の情報が公開される見込みだ。













コメント0