
米国のドナルド・トランプ大統領は8日(現地時間)、トルコのアンカラで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、欧州の同盟国に再び圧力をかけた。同盟国が安全保障にただ乗りしているとして「非常に失望している」と非難したうえで、グリーンランド問題を再び持ち出し、「彼ら(欧州)が(グリーンランドの併合に)同意しなければ、欧州から米軍兵士をすべて撤収させる可能性もある」と述べた。
トランプ大統領はこの日、マルク・ルッテNATO事務総長の面前で「NATOがイラン問題の解決に協力しなかったことに不満がある」と繰り返し述べ、対イラン戦争への積極的な支援を拒んだ英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインをまとめて批判している。特に国防費増額の要求を拒んだスペインに対しては「救いようのない悪い人たちだ」とし、「NATOではひどいパートナーで、相手にする価値もない。これ以上スペインと貿易したくない」と語った。トランプ大統領はスコット・ベッセント米財務長官に対し、「スペインを少し切り離してくれ」とも求めた。
トランプ大統領はグリーンランド問題にも改めて言及した。「グリーンランドは(米国と)NATOの関係を傷つけた原因だ」とし、「デンマークではなく米国によって管理されるべき場所だ」と改めて主張している。ただ、欧州に駐留する米軍兵力をさらに削減するのかとの質問には「様子を見る」と答えた。
トランプ大統領はこの日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との共同記者会見で、「(ロシア・ウクライナ戦争の)終戦交渉も近く行われるだろう」としたうえで、「ウクライナにパトリオット迎撃ミサイルの生産を許可する」と述べた。ゼレンスキー大統領は前日、NATO加盟国に対し、ウクライナが自国内で直接パトリオットミサイルを生産できるよう米国を説得してほしいと求めており、トランプ大統領がこれを受け入れたものとみられる。
トランプ大統領は首脳会議の期間中、トルコについて「素晴らしい同盟国だ」と率直に好意を示した。欧州が対イラン戦争を支援しなかった一方、トルコは終戦の過程で一定の協力をしたという。トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領はこの日、空港まで出向いてトランプ大統領を出迎えた。トランプ大統領はF-35をトルコに販売するかどうかを問われ、「近く決定する」と述べ、「当然、販売を検討することになる案件だ」と説明した。
トルコは米国の警告にもかかわらず、2019年にロシア製S-400地対空ミサイルシステムを導入し、第1期トランプ政権は「敵対者に対する制裁措置法」に基づき、トルコのF-35購入資格を剥奪した。それでもトランプ大統領はこの日、「トルコは多くの面で、我々が忠実だと思っていたNATOのほかの国々よりはるかに忠実だ」とし、「従来からの多くの同盟国よりも米国に大きな助けを与えた」と述べている。
トルコがF-35戦闘機を導入した場合、ロシア製防空システムと衝突する恐れがあるのではないかと記者団が尋ねると、トランプ大統領は「どの点についても全く懸念していない」と述べ、「制裁を解除する」と語った。













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