インテル、四半期売上高が15年ぶり最大の伸び…AI需要で投資拡大へ
インテル、4〜6月期の売上高は前年同期比25%増
2011年以降15年ぶりの最大の伸び
「今年の資本支出180億→200億ドル」

インテルが、強力な人工知能(AI)インフラの需要により、15年ぶりの最大の四半期の売上高の成長率を記録した。インテルは、AIの需要が爆発的だとし、今年の資本支出の見通しを引き上げた。
インテルは23日(現地時間)、今年4〜6月期の売上高が前年同期比25%増の161億ドル(約2兆6,400億円)を記録したと発表した。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)が集計した予想値144億2,000万ドル(約2兆3,600億円)を上回る数値だ。調整後の1株当たり利益(EPS)は42セントで、予想値(21セント)の2倍を超えた。
インテルが今回記録した四半期の売上高の成長率は、2011年以降15年ぶりの最大の幅だ。インテルの株価は通常取引で2.33%下落したが、決算の発表後の時間外取引で10%を超える上昇を見せた。
爆発的なAIインフラの需要により、サーバー用のプロセッサーの販売が急増し、インテルは市場予想を大きく上回る好決算を記録した。インテルのリップブー・タン最高経営責任者(CEO)は「AIは前例のないコンピューティングの需要を生み出しており、インテルは持続的な成長を通じて、CPU(中央演算処理装置)やカスタム半導体(ASIC)、先端のパッケージング、幅広いウエハーの受託生産のネットワークの全体にわたり、安定した成長を確保できる有利な位置にある」と述べた。
インテルは、7〜9月期の調整後EPSを38セント、売上高は158億〜168億ドル(約2兆5,900億〜約2兆7,500億円)と予想すると発表した。LSEGの予想値である売上高151億ドル(約2兆4,700億円)、EPS27セントを上回る数値だ。インテルのデビッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は「堅調な需要と向上した実行力、特に工場の歩留まりの向上や生産量の増加に支えられ、予想を超える業績を記録した」と述べ「AIのコンピューティングは持続的に成長しており、今年と来年の製品や受託生産の分野で予想される成長を支えるために、設備や施設のスペース、基板への投資を大幅に拡大している」と強調した。
前日、グーグルが今年の資本支出を150億ドル(約2兆4,600億円)上方修正したなか、インテルも支出の計画を引き上げた。ジンスナーCFOはロイター通信のインタビューで「今年の資本支出の見通しを180億ドル(約2兆9,500億円)から200億ドル(約3兆2,800億円)に上方修正した」と述べ「来年も資本支出がかなり増加する見込みだ。事業の成長の機会に対する自信を示す信号だ」と語った。
インテルは、自ら推論するエージェント型のAIの時代にCPUの需要が急増し、恩恵を受けている。CPUは、AIデータセンターでの推論の性能と直結する中核の半導体だ。ジンスナーCFOは、インテルが複数の顧客と、データセンター用のCPUや、XPUと呼ばれる特殊な半導体の長期の契約を締結したと明らかにした。契約の期間は3年から5年だ。
政府の株式の取得などドナルド・トランプ大統領の全面的な支持により、インテルの受託生産の事業も成長している。4〜6月期の受託生産の売上高は57億7,000万ドル(約9,500億円)で、予想値55億5,000万ドル(約9,100億円)を上回った。インテルは、イーロン・マスク氏が率いるテスラを、次世代の14ナノメートル級のプロセスの顧客として確保した。トランプ大統領は6月「アップルが米国で半導体を生産するために、インテルと協力することになった」と述べた。
インテルは、1.8ナノメートル級に続き、1.4ナノメートル級の受託生産のプロセスを開発中だ。1ナノメートルは10億分の1メートルだ。ただ、インテルはこの日、自社の受託生産の主要な顧客は公表しなかった。















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