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【専門家も注目】地球に接近中?宇宙から第3の来訪者「A11pl3Z」を発見、時速24万kmで太陽系を横断

織田昌大 アクセス  

【引用:David Rankin/Catalina Sky Survey】歴史上3番目となる他の恒星系から来たと推定される天体が、太陽系を横切り地球に向かって飛来している。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は3日(現地時間)、他の恒星系から太陽系に飛来したとみられる「インターステラ(interstellar・恒星間)天体」を発見し、注視していると発表した。「A11pl3Z」と名付けられたこの天体は、先月25日から29日の間にチリにある「小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)」望遠鏡の観測を通じて初めて存在が確認された。その後、米航空宇宙局(NASA)地球近接天体研究センター(CNEOS)と国際天文学連合(IAU)小惑星センター(MPC)も1日にこれを正式に確認した。現在、木星付近にあるA11pl3Zは直径が最大20kmで、小惑星か彗星と推定されている。

【引用:Filipp Romanov】まだ微かにしか観測されておらず、正確な大きさや形状はもちろん、その起源も不明な状態だ。専門家がA11pl3Zを恒星間天体とみなす理由は、太陽系を横切る特異な軌道と驚異的な速度にある。実際、A11pl3Zは時速24万5,000kmで飛行中で、これは太陽の重力圏から脱出するのに必要な速度を上回っている。

【引用:David Rankin/Catalina Sky Survey】専門家によると、2日時点で太陽とA11pl3Zの距離は約4.8AU(地球と太陽の間の距離で1AUは約1億5,000万km)、地球とは約3.8AUだという。A11pl3Zは今年10月23日に太陽に最も近い近日点に達するが、地球への影響はないとされる。

【引用:M. Kornmesser/ESO】これまで天文学界で確認された「恒星間訪問者」はわずか2例のみだ。2017年に葉巻のような細長い特異な形状の「オウムアムア(Oumuamua)」が初めて発見された。ハワイ語で「最初の使者」を意味するオウムアムアは、長さ約400mの天体で、一部では異星人の探査機である可能性が指摘され話題を呼んだ。オウムアムアの正式名称は「1I/2017 U1」で、名前の「1I」は最初のインターステラを意味する。2番目の訪問者は2019年に太陽系を通過した「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」だ。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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