
【引用:フォルクスワーゲン】フォルクスワーゲンは小型ハッチバック「ポロ」を電気自動車として復活させると発表した。コンセプトモデル「ID.2オール」の量産型に「ID.ポロ」の名称を与え、さらに高性能モデルにはブランド史上初めてGTIバッジを装着する。

【引用:フォルクスワーゲン】トーマス・シェーファーCEOは「フォルクスワーゲンのモデル名は長年にわたり消費者の記憶に刻まれてきた」と語り、「これらの名前を未来へ継承していく。ID.ポロはその第一歩だ」と強調した。同社は今後、電動化ラインナップを「ID+既存モデル名」の組み合わせで展開する計画を示し、将来的には「ID.ティグアン」など他モデルへ拡大する可能性を示唆している。

【引用:フォルクスワーゲン】ミュンヘンIAAモビリティモーターショーでは、カモフラージュを施したID.ポロとID.ポロGTIが公開された。量産型の外観は既に発表済みのID.2オールおよびID.2GTIコンセプトとほぼ同様で、フォルクスワーゲンらしい洗練されたスタイルを維持する。GTI仕様では大型ホイールや専用バンパー、ディフューザー、リアスポイラーを装備し、車高も標準モデルより低く設定され、スポーティさを強調している。

【引用:フォルクスワーゲン】営業・マーケティング担当役員のマーティン・サンダー氏は「GTIはフォルクスワーゲンの最強サブブランドであり、これを電気自動車時代に合わせて再構築する」と述べたうえで、「2026年に発売予定のID.ポロGTIは優れたダイナミクスと運転の楽しさを提供する」とコメントした。

【引用:フォルクスワーゲン】ID.ポロはEV専用プラットフォーム「MEBエントリー」を採用する。ボディサイズは全長4,053mm、全幅1,816mm、全高1,530mmで、アルピーヌA290よりわずかに大きい。前輪駆動の単一モーター方式を採用し、GTIモデルの最高出力は223馬力程度と見込まれる。さらに高出力版となるクラブスポーツ仕様の可能性も取り沙汰されている。

【引用:フォルクスワーゲン】発売は2026年初頭の欧州市場が最初となる予定で、北米など他地域への展開は現時点で未定だ。同モーターショーでは小型電動SUV「ID.クロスコンセプト」も披露され、2026年末に量産化される「ID.クロス」の先行モデルとして注目を集めている。このモデルはガソリン車「ティクロス」のEV版に位置づけられる見通しだ。
コメント0