
【引用:Youtube@mbn】北朝鮮がロシア国境に接する羅先特別市に超大型酒場「豆満江ビアホール」をオープンした。外壁には巨大なビールジョッキの装飾が施され、入口には2階建ての「豆満江ビール」のモニュメントが設置されている姿が公開され、注目を集めている。

【引用:Youtube@mbn】朝鮮中央テレビは今月1日、「羅先市で豆満江ビアホールを新たに建設し、営業を開始した」と報じた。同メディアは「金正恩同志は各地域に華城大同江ビアホールのような素晴らしい酒場を設置するよう指示し、建設と運営の過程で生じた問題についても具体的に指導してくださった」と伝えた。

【引用:Youtube@mbn】開店式には、シン・ヨンチョル羅先市党委員会責任書記とシン・チャンイル羅先市人民委員会委員長をはじめ、市内の労働者が多数出席した。朝鮮中央テレビの映像に映った豆満江ビアホールの外観は2階建ての建物で、各窓が金色のビールジョッキを模しており、泡が溢れ出すような演出がされていた。入口前には、黄金色の泡が流れ落ちる大型「ビール瓶」のモニュメントが設置され、来訪者の目を引いていた。内部は、少人数のグループがビールを楽しめる席から、数十名が同時に会食できる大広間までが完備されている。朝鮮中央テレビが公開した映像には、長テーブルにビールジョッキが並び、壁面には各ビールブランドのロゴが大きく刻まれている様子が映し出されていた。

【引用:Youtube@mbn】このビアホールでは、羅先リョンソン総合加工工場で生産された様々な種類のビールが提供される。特に「豆満江11」というブランドは、既にロシア極東地域に輸出、販売されるほど知名度があるという。ロシアのメディアRBCも「豆満江ビールは現地でも一定の需要を確保している製品」と報じている。北朝鮮が羅先に大規模な酒場を開店したのは、金正恩国務委員長が推進する地方振興政策の一環であり、ロシアからの観光客を見込んだ戦略と見られている。羅先は北朝鮮からロシアへと続く陸路の玄関口であり、両国は昨年に包括的戦略的パートナーシップ協定を締結した後、豆満江周辺のインフラ整備を加速させている。現在、豆満江には北朝鮮の豆満江駅とロシアのハサン駅を結ぶ鉄橋しかないため、列車のみで行き来が可能だ。先日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は現地時間5日に「来年、豆満江を横断する車両用橋が開通する」と述べた。この橋が完成すれば、ロシア人の北朝鮮訪問が大幅に増加すると予想される。
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