「もう大丈夫」人間の身勝手さで角を奪われたサイに、3歳の少女が捧げた“あまりにも純粋な愛”

【引用：デイリー・メール】人間の身勝手さによって犠牲になる野生動物のニュースは、いつも胸を痛める。そんな中、南アフリカの野生動物保護区で苦しむサイに純粋な愛情を注いだ一人の少女の姿が、多くの人の心を打っている。英紙「デイリー・メール」によると、同国のある保護区ではかつて、密猟者に狙われるのを防ぐためやむなくサイの角を切除する作業が公開されたことがあった。

【引用：デイリー・メール】当時3歳だった少女アバは父親とともにその現場を訪れ、電動のこぎりで角を切られるサイを目にした。痛々しい光景に、アバはためらうことなくサイに歩み寄ったという。場内の空気が一瞬止まるほど、誰も予想していなかった行動だった。

【引用：デイリー・メール】アバはそっと身をかがめ、切り取られた角の跡にキスをした。鋭い電動のこぎりの後に届いた小さなキスに、サイは次第に落ち着きを取り戻していったように見えた。大人たちが想像もしなかった無垢な慰めに、現場のスタッフは深く心を動かされたという。

【引用：デイリー・メール】この場面を撮影した保護区の管理者アイシャ・カントール氏は、地元メディアに「少女がサイに示した愛情は、皆を驚かせ感動させた」と語っている。サイの角は一部の国で薬材や装飾品として高額で取引されるため、多くのサイが密猟者の犠牲になっているのが現状だ。アバのような温かい心が、いつの日か動物たちが苦しまずに生きられる世界へとつながることを願わずにはいられない。