
【引用:テレグラム】ロシアとウクライナの戦争が長期化し物資不足が深刻化する中、想定外ともいえる奇妙な装備が戦場に姿を見せている。ウクライナの軍事専門メディア、「ディフェンス・エクスプレス」は21日(現地時間)、海上輸送用コンテナをかぶせたロシア軍戦車の映像を公開した。

【引用:テレグラム】テレグラム上で初めて公開された戦車は、遠目にはコンテナを運搬しているかのように見えるが、実際には戦車を覆う防護装備だという。コンテナの前面には主砲を作動させるための開口部が設けられ、上部は金属製の網で覆われている。また側面にも大きな隙間があり、内部に排気ガスが滞留するのを防ぐ目的とみられている。

【引用:テレグラム】一見すると滑稽にも見えるが、このような改造には理由がある。今回の戦争で費用対効果の高い攻撃手段として猛威を振るっている自爆型ドローンから、戦車を防護する狙いがあるためだ。ただし、実際どの程度の効果があるかは不明だとされる。「ディフェンス・エクスプレス」は「コンテナの厚さは1.5ミリから2ミリ程度と薄く、防弾性能はない」とし「小型火器や砲弾の破片、ドローン攻撃によって貫通する可能性がある」と分析している。

【引用:テレグラム】ロシア軍はこれまでも、奇抜な装備を施した戦車をたびたび戦場に投入してきた。先月には、金属ケーブルのような素材で全体を覆った「ヤマアラシ戦車」が確認され話題となった。複雑に張り巡らされたケーブルはドローンを絡め取ったり、プロペラを損傷させたりして被害を軽減する狙いがあるとされ、戦車上部には電子戦(EW)システムも搭載されていたという。さらに昨年には、亀の甲羅のような装甲で覆われた戦車も登場している。

【引用:テレグラム】こうした装備の一部は世界各国の軍にも広がっている。戦車上部に鉄製の格子を設置する装備について、西側メディアは当初、揶揄の意味を込めて「コープ・ケージ(Cope cage)」と呼んでいた。「コープ」とは不都合な現実から目を背け、より不安の少ない状況を信じようとする行動を指す新語だ。しかし実戦でドローン攻撃に対する一定の防御効果が確認されたことで、ウクライナ軍も同様の装備を採用するようになった。

【引用:テレグラム】また、ハマスとの戦闘に臨んだイスラエル軍も主力のメルカバ戦車の砲塔上部に、より実用性を高めた「対ドローン装甲スクリーン」を設置していたことが報じられている。













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