ストレスが原因でお腹が膨らんだ7歳の子どもが韓国のオ・ウ二ョン博士のアドバイスを受けた。先日17日に放送されたチャンネルA『最近の育児‐宝のようなウチの子』のエピソードが話題を集めている。
7歳の主人公は、腹水がたまったように見える膨らんだお腹に悩まされていた。主人公の母親は「朝は特に問題ないが、夜になるとお腹が大きくなる状態が3ヶ月ほど続いている」と話した。父親は「夕食を食べ始める頃からお腹が膨らみ始めるようだ。症状がよくわからず、病院をいくつも回ったが、ガスがたまっていると言われ、消化剤や乳酸菌を試したが効果がなかった」と明かした。
映像の中で主人公は絶えず喉を鳴らしながら体をよじっていた。母親に抱かれても主人公は空気を飲み込み続け、シャワーを浴びようとする主人公の背中まで膨れ上がっていた。3ヶ月間、夜になると腹部の痛みに悩まされていた主人公。スタジオの出演者である、チャン・ヨンランは「夕方になるとお腹が膨らんで、夜が怖いだろう」と心配の声を漏らした。病院で検査を受けた結果、主人公の胃と腸にはガスが充満しており、正確な診断名は「呑気症」だと判明した。
過剰な空気摂取が引き起こす症状
小腸や大腸には平均200mlほどのガスが存在するが、そのほとんどは口から入った空気によって生じるものだ。過剰に空気を飲み込むと、げっぷや腹部膨満感、慢性下痢などが発生する。このような症状を呑気症と呼ぶ。食事をゆっくり摂ることやガムを噛まない、炭酸飲料を控えるなど、生活習慣の改善によって緩和することができる。さらに、精神的ストレスが症状を引き起こしたり、悪化させたりするため、心理的な不安を解消することも重要だ。もし腹部膨満感がひどい場合は、消化管運動改善薬が処方されることもある。
子どもが呑気症にかかる原因
主人公を診察した医師は「摂取量が減ることで成長不良につながる可能性がある」と述べ、深刻な状況だと指摘した。これに対しオ博士は「食道と気道は経路が異なる。空気は気道を通って肺に行くが、呑気症は空気が気道ではなく食道に入ってしまう現象だ」と説明した。オ博士は「ほとんどの人は意図的に空気を飲み込まないが、主人公は無意識に空気を飲み込んでいる」と指摘した。
主人公の母親は、3ヶ月間の変化について「夫が出張で家を空けることが増え、週末にしか会えなくなったくらい。それ以外には特に大きな変化はない」と話した。母親が毎晩お腹のマッサージを続けると、翌朝には膨らんでいたお腹が平らになっていた。オ博士は「主人公は日中、げっぷやおならを我慢している可能性がある。睡眠中に無意識にガスを排出するため、朝にはお腹が元通りになるのではないか」と分析した。また、オ博士は「呑気症はチック症の一種であり、空気を飲み込む行動がその一部」と説明し、チック症の治療が解決の鍵になるだろうと語った。
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