8月30日、40代女性が現行犯逮捕
わずか2か月前にも中国人女性が侵入を試みる

BTS(防弾少年団)メンバーのジョングクが、再び自宅への侵入被害に遭った。最近、40代の女性がジョングクの自宅駐車場に無断で入り込み、警備員に発覚して警察に逮捕された。世界的アーティストですら生活空間において安全が保証されにくい現実を示す出来事として、今回の事件は再び衝撃を与えた。ジョングクは自身の誕生日を記念して行ったライブ配信でこの事件に言及し、ファンに強い警告を発した。ファンとの交流の場で感謝を伝えつつも、度を越した行動には断固線を引く姿勢を明確にした。
事件は8月30日夜に発生した。40代の女性Aがジョングクの自宅駐車場に無断侵入し、警備員にその場で取り押さえられたのだ。警察の取り調べでAは「友人の家だと思った」と荒唐無稽な弁解をしたが、現場の状況は明らかな侵入行為だった。このため現行犯逮捕され、取り調べを受けることとなった。ジョングク側は即座に対応し、アーティストの安全を確保した。今年に入ってすでに2度目の自宅侵入事件である点も衝撃を増大させた。今年6月にも中国人女性Bが自宅の玄関で暗証番号を繰り返し入力しようとし、警察に不拘束送致されていた。数か月の間に同様の事件が繰り返されたことで、芸能人のプライバシー保護と住居安全対策の必要性が改めて浮き彫りとなった。
ジョングクは9月1日の誕生日に行ったライブ配信で今回の事件を直接語った。彼は「自宅でCCTVですべて見ていた」と述べ、当時の状況を詳細に説明した。侵入者が駐車場で動き回り、警察に発覚する場面をリアルタイムで確認していたという。さらに「来たら閉じ込める」と断言し、強烈な警告を発した。また「証拠はすべて確保されていて連行される。CCTVもあり記録は残る。警察に行きたくなければ絶対入ってくるな」と強調し、同様の試みを事前に断ち切る意志を示した。ファンとの交流の場でこうした発言をしたことは、単なる不快感を超え、自らの安全を守ろうとする切実な心境を表すものと受け止められている。
ジョングクへの無分別なプライバシー侵害は今回が初めてではない。過去にも海外活動中に一部ファンが彼の動線を執拗に追ったり、宿泊先周辺で撮影を試みたりして議論を呼んだ事例があった。空港やホテル、車両移動中も盗撮や不法な追跡が続き、所属事務所やメンバーが繰り返し自制を求めてきた。今回の自宅侵入は警護体制の強化だけでなく、スターとファンの間にあるべき最低限の境界が依然として崩れている現実を示している。芸能人の安全とプライバシーが深刻に脅かされていることから、業界全体での対策が必要だとの指摘が相次いでいる。
国内外メディアも本件を大きく報じ、懸念を示した。一部は「ジョングクのプライバシーが守られなければ、今後の活動にも影響が及ぶ」と警告した。世界を飛び回るグローバルアーティストであるにもかかわらず、自宅という最も私的な空間さえ侵害されるならば安定的な活動は難しいとの見方だ。ファンからもSNSを通じて声が上がった。「愛とは遠くから見守ること」という反応が広がり、成熟したファン文化を求める動きが拡散している。中には「ジョングクの安全が最優先だ」として、所属事務所や当局に徹底した再発防止策を求める声もあった。
ジョングクは常にファンに感謝を示しつつも、プライバシーを侵す行為には断固とした姿勢を見せている。ライブ配信では「応援してくれる気持ちはありがたいが、守るべき一線は必ずある」と述べ、正しいファン文化を訴えた。今回の事件をきっかけに、アイドルの安全とプライバシー保護が再び重要な社会的課題として浮上した。今後は個人の自由と権利を尊重しつつ、アーティストが安心して活動できる環境整備が求められている。
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