
YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じて公開され、俳優キム・スヒョンと今年2月にこの世を去った俳優キム・セロンさんの会話とされてきた録音ファイルについて、国立科学捜査研究院は「AIによる加工の有無を判別することはできない」との結論を示した。該当ファイルが原本ではなく、雑音が多いため、真偽の特定が困難だと判断したためだ。
15日、ソウル江南警察署は、国科捜からこのような見解を受け取ったとした上で、今後の対応方針を検討していると明らかにした。警察はすでに8月、当該ファイルの改ざんの可能性を念頭に国科捜へ鑑定を依頼していた。
この問題は、今年5月、カロセロ研究所運営者のキム・セウィ氏が、キム・セロンさんの遺族と共に記者会見を開いたことをきっかけに浮上した。当時、キム氏はキム・スヒョンがキム・セロンさんと未成年時代から交際していたとする内容を含む録音データを公開した。
これを受け、キム・スヒョン側は当該録音がAIによって加工されたものだとして名誉毀損の疑いでキム・セウィ氏を告訴。警察は録音の真正性を確認するため、国科捜に鑑定を依頼するに至った。
国科捜は今回の検討結果について、原本ではない録音資料である点や外部雑音の多さを理由に「判定不可」と結論づけた。警察は依然として録音データの加工・操作の可能性を排除しておらず、今後、キム・セウィ氏を検察に送致するかどうかを判断する方針だ。













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