メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

走らないランニング?日本発「スロージョギング」が韓国で大注目、そのメリットを徹底紹介

ウィキツリー アクセス  

「スロージョギング健康法」が注目集める

写真=SpaceOak-shutterstock.com

韓国のKBS1『生老病死の秘密』で、29日に日本発の「スロージョギング」が特集された。

現在、韓国でランニング人口が増加傾向にある一方、怪我や健康上の理由で継続を断念するケースが後を絶たない。特にメタボや術後回復期の人々にとって、通常のランニングは負担が大きすぎる場合が多い。

こうした中で注目を集めているのが、スロージョギングだ。時速3~6kmでゆっくりと走るこの運動法は、日本の故田中宏暁教授が考案し、国内で広く普及している。歩くような速度で走るため、高齢者でも無理なく取り組める点が評価されている。

一般的に、ランニングは速いペースで行うべきという固定観念があり、息が上がるほどの強度が効果的だと考えられがちだ。しかし専門家らは、ゆっくりとしたペースでの走行にも十分な健康効果があると指摘する。

田中教授は「スロージョギングでは、自然な呼吸を保ちながら走ることが重要で、笑顔が出るくらいの速度が理想的」と説明している。

スロージョギングの特徴は、脂肪をエネルギー源として活用し、疲労物質が蓄積しない強度で走ることにある。生理学的には、最大心拍数の60〜70%の強度で最大酸素摂取量(VO2max)の50%以下で走るのが望ましいとされる。

最大酸素摂取量(VO2max)とは、運動中に体が取り込める酸素の最大量を示す指標だ。この強度なら、隣の人と会話しながら楽しく続けることができる。

番組によると、スロージョギングは通常より50%長い距離を走ることが推奨される。初心者は30〜45分程度から始め、週ごとに10〜15分ずつ延ばしていくのが効果的という。

足の着地はミッドフットかフォアフットで行い、通常のジョギングより若干狭いピッチで走る。顔を上げて前方を見据え、自然な呼吸を意識することがポイントとされる。

スロージョギングは低強度の有酸素運動として、様々な健康効果が期待できる。この運動によりミトコンドリアの数と大きさが増加し、酸素と糖質(グリコーゲン)の効率的な利用を促進する。

ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを生み出す小器官で、運動により増えることでエネルギー効率が向上する。スロージョギングは脂肪を最も効率的に使う強度で、脂肪の燃焼を促し、減量効果も高い。

ゆっくり走ることで1回あたりの消費カロリーは抑えられるものの、運動時間と頻度を増やすことで総カロリー消費量を高められる。また、乳酸の生成を抑え、生成された乳酸を効率的に代謝することで回復も早まる。

低強度で60分走ると30分走行時と比べて筋疲労が軽減され、持久力も向上する。この効果を得るには、最低週2回、60分以上の低強度ランニングが推奨されている。

低強度のランニングは筋肉や心臓への負担が少なく、初心者や高齢者に適した運動法だ。スロージョギングは、誰でも始めやすく、健康増進に効果的な運動として注目を集めている。

写真=SpaceOak-shutterstock.com

スロージョギングの効果5つ

1.脂肪燃焼促進:低強度で脂肪を主なエネルギー源として使うため、減量に効果的。脂肪の燃焼を促し、体脂肪減少をサポート。

2.負担の少なさ:最大心拍数の60〜70%程度の低い運動強度で、会話をしながら実施可能。初心者や高齢者でも無理なく継続できる。

3.筋疲労の軽減:低強度の継続により筋疲労が減少し、回復も早い。60分以上の走行でより効果的に疲労を抑制。

4.ミトコンドリアの増加:ミトコンドリアの数と大きさを増やし、酸素とエネルギーの効率的な利用を促進。身体のエネルギー効率が向上。

5.回復力の向上:乳酸の生成を抑え、生成された乳酸を効率的に代謝して筋肉の回復を促進。運動後の疲労感も軽減され、負担が少ない。

ウィキツリー
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 「40代から代謝が落ちるは誤解だった?」科学誌が突きつけた“本当の原因”
  • 「いつもの習慣」が引き金に、冬のシャワーに潜む体調リスク
  • 妊娠中の食事だけじゃなかった、母が嗅いだ匂いが子どもの肥満体質を決める可能性
  • 「30歳以上の半数が歯周病!?」歯科専門医が”絶対に”しない、9つの行動とは?
  • 「その洗い方、逆効果?」普段のシャワールーティンに意外な”落とし穴”!?専門家が警告
  • 「より苦みが和らぎ甘みを感じる!」最近流行”塩コーヒー”専門家が体への影響を解説

こんな記事も読まれています

  • 「昼間なのにライト点灯?」運転者の9割が気づかない“照度センサーの罠”
  • 「飛び石で新車が終わる?」PPFかセラミックか、塗装保護の正解は一つじゃない
  • 「未来装備なのに選ばれない」電子サイドミラー、20%止まりの現実
  • 「南米に投げた勝負車」日産の低価格SUVカイト、果たして市場を掴めるのか
  • 「歯のないグルメ系インフルエンサー」”100歳”が見せる豪快な食生活とは?
  • 「ペットを助けようと送電鉄塔へ」周囲の警告を無視した行動の”代償”とは?
  • 「管理は女性任せろ?」服タグ問題で浮かぶ中国社会の固定観念
  • 「40代から代謝が落ちるは誤解だった?」科学誌が突きつけた“本当の原因”

こんな記事も読まれています

  • 「昼間なのにライト点灯?」運転者の9割が気づかない“照度センサーの罠”
  • 「飛び石で新車が終わる?」PPFかセラミックか、塗装保護の正解は一つじゃない
  • 「未来装備なのに選ばれない」電子サイドミラー、20%止まりの現実
  • 「南米に投げた勝負車」日産の低価格SUVカイト、果たして市場を掴めるのか
  • 「歯のないグルメ系インフルエンサー」”100歳”が見せる豪快な食生活とは?
  • 「ペットを助けようと送電鉄塔へ」周囲の警告を無視した行動の”代償”とは?
  • 「管理は女性任せろ?」服タグ問題で浮かぶ中国社会の固定観念
  • 「40代から代謝が落ちるは誤解だった?」科学誌が突きつけた“本当の原因”

おすすめニュース

  • 1
    「帰国途中に何が起きたのか」リビア軍参謀総長ら搭乗機が墜落、爆発映像も

    ニュース 

  • 2
    「核ミサイル100基超を密かに配備」...中国、核量産で米国に露骨な挑戦!

    ニュース 

  • 3
    「突破口?それは言い過ぎだ」ロシア、米露会合を“単なる実務作業”と一蹴

    ニュース 

  • 4
    「北朝鮮の助けは忘れない」韓国との核協議を全面否定、北朝鮮の顔色をうかがうロシア

    ニュース 

  • 5
    「トランプの影、重すぎたか」…ヴァンス副大統領“後継者”に浮上も、MAGA分裂は修復不能

    ニュース 

話題

  • 1
    「ドル一強がついに崩壊か」”低調達コスト”で中国人民元が存在感を強めた

    ニュース 

  • 2
    「我々は平和の側だ?――」ロシア、西欧を非難し“武力衝突の元凶”に仕立て上げ

    ニュース 

  • 3
    「米国はもう守ってくれない」...トランプ政権、亡命希望者8,000人を“国外追放”!

    ニュース 

  • 4
    「捨てられるのは貧者と少数民族」...ロシア軍死傷者“110万人超”でも“都市エリート”は戦場知らず

    ニュース 

  • 5
    「スターリンク異常機、地球へ墜落中」...241km遠距離で捉えられた“最期の姿”!

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]