「今の体重」は本当の体重じゃない？意外と知らない「正しい測定」の黄金ルール

正確な体重を測ることは意外に難しい。食事と排泄、運動などの日常活動により、体重は1日のうちに何度も変動する。しかし、正確な測定方法を理解すれば、体重の増減を効果的に追跡できる。最も正確に体重を測定できる時間と方法見ていこう。

体重測定に最適なタイミングは、起床直後にトイレを済ませ、朝食や水分を摂る前である。この時こそが、最も正確に体重を把握できる時間である。前日の摂取物を消化し、胃が空の状態であるからだ。体重測定に不適切な時間は特にないが、状況はある。食後や大量の水分摂取後は一時的な体重増加が生じ、正確な測定が困難になる。

運動後も発汗による水分損失で体重が減少するので測定は避けるべきだ。また、生理前の数日間はホルモン変動で体重が変化する可能性があり、この期間の測定も控えるのが賢明だ。

体重は日々、変動することを念頭に置く必要がある。正確な追跡には、週1回、同じ時間帯での測定が推奨される。体重計は必ず安定した平面に設置すべきだ。

裸足で体重計に乗り、体重を両足に均等に分散させることが重要だ。測定時は可能な限り衣服を脱ぐことが望ましい。体重測定が生活に悪影響を及ぼす場合、または体重測定が否定的思考や持続的な不安、悲しみを引き起こす場合には、体重計から離れるべきだ。

体重測定が不健全な習慣や健康被害をもたらす場合も、体重計の使用は控えるべきだ。摂食障害を抱えている方、そこから回復中の方、また過去に摂食障害を経験したことがある方は、体重計を避けることが望ましい。