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「歯ブラシを浴室に置くだけ」で大腸菌まみれに!?歯科医が警告する意外な感染源と簡単すぎる「酢消毒」の驚きの効果

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歯ブラシは、歯と歯茎の健康を維持するために欠かせないアイテムだ。しかし、適切に管理しなければ、口腔内の衛生に逆効果をもたらすことがある。歯ブラシを清潔に保つための方法について見ていこう。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容とは一切関係ありません
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歯磨き前後にお湯ですすぐ

歯ブラシを使う前後に、歯ブラシの毛を約30秒間お湯ですすぐと良い。水道から出る最も熱いお湯を使うと効果的だ。歯磨き粉をつける前に、お湯をかけることで、目に見えない細菌の除去に役立つ。歯磨き後には、清潔な指で歯ブラシの毛を広げ、流水で毛の間に挟まった汚れを洗い流す。その後、再度お湯で30秒間すすぎ、仕上げをする。

酢やマウスウォッシュで殺菌

建陽大学歯科衛生学科のキムソルヒ教授による研究では、3ヶ月使用した歯ブラシの86.7%に大腸菌や黄色ブドウ球菌が見つかった。研究チームは歯ブラシの細菌繁殖を防ぐため、さまざまな物質を使い消毒を試みた。研究チームはマウスウォッシュ、竹塩、重曹、酢をそれぞれ1%の濃度に希釈し、歯ブラシを5分間浸した。その結果、酢に浸けた歯ブラシが最も細菌の減少効果が高いことが明らかになった。一般細菌は7,889CFU/mLから0CFU/mL、大腸菌は1,980CFU/mLから0CFU/mL、黄色ブドウ球菌は2,432CFU/mLから0.6CFU/mLに減少した。

酢の効果が最も高いが、臭いや手間が気になる場合は、マウスウォッシュを使用することもできる。無希釈のマウスウォッシュをカップに入れ、歯ブラシを5分間浸けておくだけだ。歯ブラシの消毒は、1週間に1回程度行うと良い。

歯ブラシはトイレから遠くに保管

歯ブラシを保管する際は、トイレからできるだけ離れた、通気性の良い場所に置くべきだ。トイレを流すときに細菌が空気中に飛散するため、トイレのある浴室に保管された歯ブラシは細菌汚染しやすい。インドの歯科研究ジャーナルによると、トイレに近い浴室で保管された歯ブラシから、黄色ブドウ球菌やミュータンス菌が検出された。また、3ヶ月後には大腸菌も発見されたという。

理想的には歯ブラシは浴室外に保管するべきだが、難しい場合はトイレから遠く、風通しの良い場所に置こう。湿気の多い場所や密閉された容器に歯ブラシを入れるのは避けるべきだ。日光がよく当たり、風通しの良い場所、例えば窓際に置くのが最適だ。歯ブラシ消毒器を使用するのも効果的だが、長期間使用すると消毒器自体に細菌が繁殖することがあるため、定期的に清掃が必要だ。

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