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「プラスチック製まな板」に要注意!マイクロプラスチック汚染が体を蝕む、専門家が警告!

荒巻俊 アクセス  

最近プラスチック製のまな板から発生するマイクロプラスチックが腸の健康に悪影響を及ぼす可能性があるとの研究結果が報告され、キッチンの衛生管理や日々の食習慣への意識が一層高まっている。

引用:Shutterstock
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この研究は、国際学術誌『Environmental Health Perspectives』に掲載されたもので、実験用マウスを対象に12週間にわたって実施された。研究チームはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、そしてヤナギ材の3種類のまな板を使用し、それぞれで食材を調理した後、マウスに摂取させて腸や肝臓への影響を調査した。

分析の結果、PEおよびPP製のまな板からはいずれも顕著な量のマイクロプラスチック発生が検出された。特にPE製のまな板で調理された食材を摂取したマウスは、腸と肝臓の健康に直接的な悪影響を受けた。一方、PP製のまな板では、腸内に炎症反応が見られる傾向が確認された。

研究者らはこの結果がそのまま人間にも当てはまるとは限らないとしつつも、どんな種類のプラスチックまな板も、完全に安全とは言い切れないと指摘している。

マイクロプラスチックは粒子が極めて小さく、自然に分解されにくいため、環境中に長期間残存し、生物や人体に容易に取り込まれる恐れがある。そのため以前から海洋汚染や健康被害との関連が懸念されてきたが、今回の研究は「日常のキッチン用品からの曝露」という点で、より身近なリスクとして注目を集めている。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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専門家はまな板は包丁による傷がつきやすく、目に見えないほどの微小な破片が食材に付着する可能性があると警告しており、今回の研究は初期的な段階にあるとし、今後の追加研究の必要性を強調している。

日常の中でマイクロプラスチックへの曝露を減らすための生活上の工夫として、プラスチック製まな板の使用を控える、あるいは一定期間ごとに交換することを勧めている。また、腸内環境を守るためには、発酵食品、プレバイオティクス、葉野菜、抗炎症作用のある食品を積極的に取り入れることが推奨される。

さらに、プラスチック製ボトルの代わりにタンブラーを使う習慣、プラスチック容器をガラスやシリコン素材に切り替えること、まな板・スポンジ・調理器具を天然素材にすることなども、マイクロプラスチックの摂取リスクを抑える有効な方法として提案されている。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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