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「夏は肌が乾燥しない」は大間違い!シャワー頻度増加で肌バリア崩壊、白い粉が出る前に保湿必須

織田昌大 アクセス  

夏になると、多くの人が1日1回以上シャワーを浴びるようになる。汗や皮脂、埃を洗い流してこそさっぱりし、不快なべたつきから解放されるからだ。

特に、韓国の夏のような高温多湿な気候では、肌が湿気を帯びやすくなり、汗が滲み出るため、シャワーの頻度も自然と増える。しかし、シャワー後に軽く水気を拭き取るだけの習慣があると、時間の経過とともに、肌が発する危険信号を見逃すことになるかもしれない。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

一般的に、夏は肌が乾燥しないと思われがちだ。汗が多く出るため、肌の表面に常に水分があるように感じるからだ。しかし実際は正反対である。シャワーを頻繁に浴びるほど、肌は実はより乾燥しやすくなる。水で洗い流す過程で、皮脂や天然保湿因子、角質層が損なわれるためだ。特に、熱いお湯でシャワーを浴びたり、洗浄力の強いボディーソープを頻繁に使用すると、肌の保護膜が容易に崩れてしまう。

シャワー後は、肌内部の水分が急速に蒸発する。乾いたタオルで水気を拭き取る際、肌の表面の油分とともに水分も失われ、肌のバリア機能が弱まる。保湿ケアを怠ると、水分の蒸発を防ぐ手段がなくなり、結果として肌の奥深くまで乾燥してしまう。この乾燥は、すぐには感じられないかもしれない。しかし、時間とともに肌が粗くなったりパサパサしたり、わずかな刺激にも敏感に反応するようになる。

最も一般的な変化は、腕や脚の肌が白いかさぶたのように剥がれ落ちる症状だ。「鱗のように剥がれる」と表現されるほどに角質が目立ち、肌を掻くと白い粉が付くこともある。かゆみも伴うが、これは肌の乾燥により神経が敏感になっている証拠だ。夏なのにふくらはぎや肘がかゆくなったり、夜眠れないほどのかゆみを感じる場合が、これに該当する。

長期的に見ると、肌の老化が加速する可能性がある。水分を失った肌は、弾力を維持する力が弱まり、細かいシワが増える。特に顔や首、手の甲など、紫外線に頻繁にさらされる部位は、水分不足がすぐに色素沈着や弾力低下につながる。夏中続いた乾燥状態が、秋冬に入ってさらに深刻な肌ダメージへと発展することも多い。肌がひび割れ、赤く腫れ上がり、皮膚炎や接触性アレルギー反応を引き起こすこともある。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

このような問題を防ぐには、シャワー直後に保湿剤を塗る習慣が何より重要だ。肌が少し湿った状態で保湿剤を塗ることで、水分の蒸発を効果的に防げる。ローションよりもクリームタイプの方が保湿力が高く、成分によっては肌バリア機能の保護も期待できる。セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどを含む製品が特におすすめで、肌が敏感な場合やアトピー傾向がある場合は、無香料・無着色の製品を選ぶのが賢明だ。

暑いからといって保湿を怠ると、かえって肌に負担をかけることになる。夏でも、肌は外部刺激から身を守るために、一定の水分と油分のバランスを保つ必要がある。しかし、過度なシャワーや保湿不足でこのバランスが崩れると、外部の汚染物質が侵入しやすくなり、炎症反応を起こしやすい状態になる。マスクを頻繁に着用する顔周りや、紫外線にさらされやすい首や腕も特に注意が必要だ。

肌の健康は目に見えないところから始まる。肌が粗くなり、かゆみや引っ張られる感覚が出てから、問題に気づくことが多い。しかし、すでに肌バリアが崩れてしまった場合、回復にはかなりの時間と徹底したケアが必要になる。だからこそ、シャワー後3分以内に保湿剤をしっかり塗るという小さな習慣が、夏の肌を健康に保つ鍵となるのだ。

夏は刺激の多い季節だ。強い日差し、汗、増えるシャワーの頻度、そして屋内外の温度差。こうした環境の中で、健康でうるおいのある肌を保つには、水に触れたあとは必ず保湿するという意識が大切だ。シャワーが終わっても肌ケアは終わらない。夏の保湿は、選択肢ではなく必須事項なのだ。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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