冷房を入れようとしたら暖房を… 「熱中症」で80代女性が死亡
猛暑が続く中、一人暮らしの80代女性が暖房の入った部屋で倒れ、死亡した。
7日、NHKは栃木県日光市在住の88歳のAさんが5日に熱中症
で亡くなったと報じた。
Aさんと離れて暮らす家族は、事故当日の午後8時からAさんと連絡が取れなくなったため、急いでAさん宅に駆けつけた。

Aさんは冷房ではなく暖房が入った部屋で倒れており、直ちに病院に搬送され救急処置を受けたが死亡が確認された。
暖房が不要な季節であることから、冷房を使おうとして誤ってリモコンの暖房機能を押したのではないかとの見方が出ている。
栃木県も「(Aさんが)倒れていた部屋の室温が高かった」と述べ、熱射病の可能性が高いとの見解を示した。
これは今年、栃木県で確認された初の熱中症による死亡例となり、県は一層の警戒を呼びかけている。
なお、熱中症の一種である熱射病は、体内の中心温度が40度を超えると発生する。
もし炎天下を歩いていてめまいや頭痛、疲労感を感じた場合は、直ちに涼しい場所に移動する必要がある。
また、熱中症で意識を失った患者に無理に水を飲ませると窒息の危険があるため、注意が必要だ。

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