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2025年07月27日日曜日
ホームライフスタイル「その習慣、髪に悪影響かも?」夏に気をつけたい意外な落とし穴とは

「その習慣、髪に悪影響かも?」夏に気をつけたい意外な落とし穴とは

脱毛症は男性ホルモンや免疫の異常だけでなく、日常の生活習慣や環境によっても悪化することがある。特に紫外線指数と湿度が高い夏は、頭皮にとって最も過酷な季節だ。飲み会や過度なダイエットも薄毛を加速させる要因となりうる。

以下の項目をチェックし、自分の習慣が髪に悪影響を与えていないか確認してみよう。

引用:Unsplash
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夏は細菌の温床、頭皮が危ない

夏場は紫外線指数と湿度が共に上昇し、頭皮に細菌が繁殖しやすい環境が整う。汗や皮脂の分泌も活発になり、脂漏性皮膚炎にかかりやすくなる。放置すれば炎症やかゆみが悪化し、薄毛を引き起こすリスクが高まる。

頭皮の清潔と乾燥を保つことが、この季節の基本対策だ。

冷たいビールもNG?軽い飲酒が頭皮に悪影響

夏の仕事帰りに飲むビール1杯。暑さやストレスを和らげる魅力があるが、アルコールは頭皮の大敵だ。

肝機能が落ちると、髪の成長に不可欠なタンパク質合成が妨げられる。また、アルコールの代謝過程で亜鉛やビタミンB群、鉄分などがうまく吸収されなくなるため、結果として薄毛を招きやすくなる。

極端な食事制限で「休止期脱毛症」の危険も

夏に向けて体重管理を意識する人は多いが、極端な食事制限は抜け毛の一因になる。

野菜中心の食生活では、髪の主成分であるケラチンタンパク質が不足しやすく、逆に肉中心の食事ではビタミンやミネラル、抗酸化成分の摂取が偏る。

こうした偏食による栄養バランスの崩れは、「休止期脱毛症」と呼ばれる一時的な抜け毛を引き起こす可能性もある。対策としては、バランスの良い食事に加えて、硫黄を含む「MSM(メチルスルフォニルメタン)」などのサプリで栄養を補う方法もある。MSMは抗酸化作用があり、頭皮の炎症抑制にも役立つ。

引用:Unsplash
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頭皮の湿気は脂漏性皮膚炎の原因に

脂漏性皮膚炎は頭皮に炎症が起きる皮膚疾患で、季節を問わず発症する可能性があるが、特に汗や皮脂の分泌が活発な夏はリスクが上がる。

原因は明確ではないものの、遺伝、ストレス、ホルモン変化などが関与しているとされる。

悪化すると炎症部分に瘢痕(傷あと)が残り、その部位からは二度と毛が生えないこともある。

防ぐには「頭皮を濡れたまま放置しない」ことが重要。洗髪後はドライヤーや扇風機でしっかり乾かし、汗をかいたらすぐに洗い流すのがベストだ。夜に洗髪せず朝にシャンプーする習慣は、細菌繁殖を促すので注意。頭皮を不用意に触ったり掻いたりするのもNGだ。

紫外線=老化促進、帽子をかぶっても油断禁物

紫外線の悪影響はよく知られているが、頭皮も例外ではない。紫外線指数が3以上になると、2〜3時間の外出でも炎症や火傷のようなダメージを受ける可能性がある。

皮膚が紫外線を浴びると、毛細血管が拡張して赤みや熱感が現れ、重度になると水ぶくれや炎症が起きる。

夏は日傘や帽子を活用し、紫外線から頭皮を守ることが重要だが、帽子は通気性を妨げて頭皮を蒸らすため、長時間の着用は避けたほうが良い。

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