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2025年07月26日土曜日
ホームライフスタイルヒント「捨てたら損!」スイカの「白い部分」に驚きの健康パワー、果肉より優秀だった?

「捨てたら損!」スイカの「白い部分」に驚きの健康パワー、果肉より優秀だった?

夏になると、多くの人々がスイカを好んで食べます。

スイカは、暑さで疲れた体に水分を補給し、喉の渇きを癒すのに大いに役立ちます。多くの人はスイカを食べる際、赤い果肉のみを食べ、皮や白い部分は捨てがちですが、実はその白い部分に果肉以上に注目すべき健康成分が含まれているのです。

スイカの白い部分には「シトルリン」というアミノ酸が豊富に含まれており、体内でアルギニンに変換されることで、血管を拡張し血流を改善します。このシトルリンは血圧の調整を助けるほか、運動後の筋肉回復を促す効果も認められ、一部の健康食品の主要原料としても使われています。

引用:depositphotos

また、スイカの皮に近い部分には、ビタミンC、ビタミンB6、カリウム、マグネシウムなどの栄養素も含まれており、これらは体内の電解質バランスを維持し、神経や筋肉の機能をサポートする大切な役割を果たします。白い部分は赤い果肉に比べ糖分が少なく、食物繊維が豊富なため、血糖値の管理が必要な方やダイエット中の方に特に適しています。

スイカの白い部分は、硬く甘みが乏しいため生食には抵抗があるかもしれませんが、簡単な加工や調理を施すことで十分に食材として活用できます。細切りにして、酢、砂糖、塩で漬ければ、すっきりとしたピクルスに変身しますし、油でニンニクと醤油を加え炒めれば、大根やレンコンのようなシャキシャキとした食感の副菜となります。また、果肉と一緒にミキサーにかけてスムージーにすれば、自然に白い部分も摂取できます。

近年、スイカの皮や白い部分に含まれる栄養成分に対する科学的関心が高まっており、複数の研究において、スイカの皮からの抽出物が血圧を下げ、抗酸化作用および抗炎症作用をもたらすという効果が報告されています。そのため、スイカの白い部分は健康食品の原料として注目を集めています。

一般的にはスイカの白い部分は「食べられない部分」と見なされがちですが、実際には健康に有益な成分が豊富に含まれているのです。甘みはないものの、調理次第でさまざまな方法で楽しむことができ、むしろ果肉以上に健康面で優れた効果を期待できる可能性があります。

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