メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「首周り太い」人は要注意!BMI正常でも、首が太ければ「糖尿病・心臓病のリスク急上昇」のワケ

荒巻俊 アクセス  

ウエスト・ヒップ比は0.9以下、ウエスト・身長比は0.5以下が望ましい

 引用:ピクサベイ*この画像は記事の内容と一切関係ありません
 引用:ピクサベイ*この画像は記事の内容と一切関係ありません

身体各部位の比率を健康指標として評価する場合、BMIだけでなく、ウエスト周囲長や首周りなど他の指標も組み合わせた総合的な判断が求められる。BMI(体格指数)は身長と体重の比率を示す代表的な指標であり、体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で算出される。世界保健機関(WHO)はBMIが30を超えると肥満と定義しており、25が正常と肥満を分ける基準となっている。

BMIは有用な指標であるが、筋肉量の多いアスリートや高齢者の場合、体脂肪率に関係なくBMIが高くなることがある。筋肉は脂肪よりも重いためであり、筋肉量の多い人はBMIが高くても健康である場合が多い。そのため、身体各部位の比率を評価する際は、BMIだけでなく、ウエスト周囲長やヒップ周囲長など他の指標も併せて総合的に判断することが望ましい。

ウエスト周囲長をヒップ周囲長で割ったウエスト・ヒップ比(WHR)や、ウエスト周囲長を身長で割ったウエスト・身長比(WHtR)も肥満の評価指標として用いられる。これらは腹部肥満の程度を把握するのに有用であり、WHOによれば女性は0.85以上、男性は0.90以上で肥満と見なされる。ウエスト・身長比の場合、国際基準は男女ともに0.5以上とされている。

引用:ピクサベイ*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:ピクサベイ*この画像は記事の内容と一切関係ありません

ウエスト周囲長は肋骨とヒップの間の最も細い部分を、ヒップ周囲長は側面から見て最も突き出た部分を基準に測定する。イタリアの研究チームが成人1万690人を対象に調査したところ、ウエスト・ヒップ比およびウエスト・身長比が高いほど身体活動能力が低下することが明らかとなった。ウエスト周囲比が基準値を超える人は、簡単な椅子立ち上がりテストでも時間を要し、身体活動能力の低下リスクはウエスト・ヒップ比が高い人で28%、ウエスト・身長比が高い人で32%増加した。研究チームは両方の測定法が有用であると結論付けたが、年齢や性別に関係なく評価可能な点で、ウエスト・身長比の方が優れた健康指標であると指摘している。

近年、首周りも健康指標として注目されている。英国キングストン大学の研究者は「体格に比して首が太い人は健康リスクが高い」と指摘し、首周りはBMIよりも上半身に蓄積された内臓脂肪を正確に示す指標であると述べた。上半身の脂肪は血中に脂肪酸を放出し、コレステロールや血糖、心拍数に影響を与える可能性がある。米国デューク大学の研究では、首が太い人は高血圧、心房細動、心不全の発症率が高いことが報告されている。

心房細動は血栓や脳卒中、さらには心不全につながる可能性があり、冠状動脈疾患とも関連する。また、首周りが太いと2型糖尿病や妊娠糖尿病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスクも高まる。

 引用:ピクサベイ*この画像は記事の内容と一切関係ありません
 引用:ピクサベイ*この画像は記事の内容と一切関係ありません

測定方法は簡単である。男性は喉仏のすぐ下、女性は首の最も細い部分をメジャーで測定する。韓国人の場合、男性38cm以上、女性33cm以上が危険基準値とされる。研究によれば、首周りが基準値を超える人はメタボリックシンドロームのリスクが2倍以上高まる。BMIが正常範囲にある人でも、首周りが基準値を超える場合は注意が必要である。エルベディウィ博士らは、有酸素運動とウェイトトレーニングが上半身の脂肪減少に効果的である可能性を示唆している。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ヒント] ランキング

  • 「よかれと思って毎日食べていたのに」...“朝の空腹時”に絶対に避けるべき食品とは?
  • 「若くても油断できない!」30代以下にも忍び寄る“心血管疾患”...心臓を守る“5つの習慣”とは?
  • 「飲むだけで体重20%減!?」米イーライリリーの新型肥満治療薬、最小用量でも効果…FDAが1〜2カ月以内に承認か
  • 「たった1個で快眠実現!」心臓も腸も睡眠も改善、米研究が明かす“奇跡の果物”
  • 「黒斑点バナナは絶対食べるな!」血糖急上昇で腸内環境を破壊、ハーバード医師警告
  • 「もう眼鏡は要らない?」毎日1滴で“最大2年視力改善”する目薬登場!人類史に残る大発明か

こんな記事も読まれています

  • 「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった
  • 【ジープ】「リーコン モアブ」発表へ…ブラックアウトで武装した本格“オフロードEV”
  • ランドローバー「D7X-R」初公開…サハラで示した“競技用ディフェンダー”の真価
  • トヨタ「RAV4」にTRDプロの可能性…AutoYaの“仮想レンダリング”が話題
  • 「犬語も猫語もわかるようになる」!?AIが“動物語”を解読、人間と動物が会話できる時代へ
  • 走行中のピックアップトラックで“女性の腰を後ろから抱える”…狂気のロシア人、タイ空港で逮捕
  • 台湾“幼稚園園長の息子”、女児40人に不適切行為…2年間で510件の犯行
  • 「すっぴんなわけがない!」美しすぎる受験生、5度も“化粧落とし”強要され…まつ毛まで引っ張られる

こんな記事も読まれています

  • 「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった
  • 【ジープ】「リーコン モアブ」発表へ…ブラックアウトで武装した本格“オフロードEV”
  • ランドローバー「D7X-R」初公開…サハラで示した“競技用ディフェンダー”の真価
  • トヨタ「RAV4」にTRDプロの可能性…AutoYaの“仮想レンダリング”が話題
  • 「犬語も猫語もわかるようになる」!?AIが“動物語”を解読、人間と動物が会話できる時代へ
  • 走行中のピックアップトラックで“女性の腰を後ろから抱える”…狂気のロシア人、タイ空港で逮捕
  • 台湾“幼稚園園長の息子”、女児40人に不適切行為…2年間で510件の犯行
  • 「すっぴんなわけがない!」美しすぎる受験生、5度も“化粧落とし”強要され…まつ毛まで引っ張られる

おすすめニュース

  • 1
    ユン・ウジン、自ら「デート中毒者」と告白…クォン・ユルは「中毒じゃない」

    エンタメ 

  • 2
    孫「おもちゃ送るね」→おばあさんが返した写真に爆笑!泥まみれ犬の幸せな日常

    トレンド 

  • 3
    逃げ場なしの猿、驚愕の反撃!ライオンをひるませた“逆転の一撃”

    フォトニュース 

  • 4
    「百獣の王」の威厳どこへ?雌ライオンがタイヤ遊びでドジ全開

    フォトニュース 

  • 5
    窮屈なお尻から尻尾がぴょこん!古着をまとった猫の姿が可愛さ爆発

    トレンド 

話題

  • 1
    「生命の証拠か!?」土星の衛星エンケラドゥスで“有機分子”発見 地球外生命への希望、再び燃える!

    Uncategorized 

  • 2
    「大丈夫、僕がそばにいるよ」...抗がん剤で“髪を全て失った”飼い主に犬が見せた“無言の抱擁”

    フォトニュース 

  • 3
    「食器を盗んで飲み込んだ」...胃の中からスプーン29本と歯ブラシ19本!医師も震えた“異常行動”の理由

    トレンド 

  • 4
    目を覚ますと婚約者とチームメートが“体を重ねていた”…衝撃の裏切りから4年、ついに口を開いた元アスリート

    トレンド 

  • 5
    「なぜこんな人生を…」もやしと自転車で貯めた7000万円、妻を失って初めて気づいた“虚しい真実”

    トレンド