メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

韓国研究チーム、0.1%未満の変異細胞が難治性てんかんを引き起こす可能性を発見

アイニュース24 アクセス  

韓国の研究チームは、0.1%未満のごく微量の変異細胞が難治性てんかんの発症を引き起こす可能性があることを明らかにした。

脳を含む全身の器官は細胞分裂の際に起こる突然変異(モザイシズム)を避けることはできない。何個の神経細胞に突然変異が生じたら、全体の神経回路が破壊され、脳機能障害が引き起こされるのだろうか。

韓国科学技術院(KAIST、イ・グァンヒョン総長)医科学大学院のイ・ジョンホ教授率いる研究チームは、特異的な脳細胞突然変異(脳体性モザイシズム)による小児難治性てんかんの動物モデルと患者の脳組織研究を通じて、突然変異神経細胞が0.1%以下の比率の極微量であっても脳全体の機能障害を引き起こし、てんかん発作を引き起こす可能性があることを発見した。

引用:KAIST

これにより、難治性てんかんの突然変異遺伝子の診断における新たな基準を設ける一方、極微量の突然変異神経細胞が様々な脳疾患の原因となると明かした。

研究チームは、実験用ラットの脳組織にてんかんを発病させる体性モザイシズムを最小数百個から最大数万個の細胞に引き起こした。体性モザイシズムとは、一つの受精卵から分裂と分化を通じて私たちの体を形成する約30兆個の細胞が作られる過程で、細胞ごとに突然変異が生じる現象た。最近、癌の進化だけでなく、非癌性疾患の重要な原因としても注目されている。

わずか8000~9000個の突然変異神経細胞が現れたときから、実験用ラットがてんかんの発作を引き起こし、関連する病理が現れることが確認された。難治性てんかんの患者の脳組織から大量の遺伝情報増幅シーケンシングを行い(ultra-high depth amplicon sequencing)、正確な突然変異モザイシズムの比率を測定した。研究した結果、最低0.07%の比率でてんかんの発症原因となる体性モザイシズムが観察された。

この発見は、薬物療法に反応せず手術に至る難治性てんかんの遺伝学的精密診断に役立てる。まだ原因が明らかになっていない多くの精神神経科の難治性疾患が、脳の発生と分化過程から生じる極微量の微細な突然変異と密接な関連があることを示唆している。

KAIST医科学大学院を卒業した医師・科学者であり、この論文の第一著者であるキム・ジンテ博士は、「極微量の体性突然変異であっても脳の機能障害を引き起こす可能性があることが明らかになった。これにより、難治性てんかんなどの遺伝学的診断と治療薬の開発に役立つことを期待している」と述べた。

この研究結果は、先月25日、国際的に権威のある神経医学学術誌「ブレイン(Brain)」に掲載された。

アイニュース24
CP-2023-0087@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 「いびきが脳を破壊していた?」脳卒中を引き起こす微小出血リスク“2倍超”の衝撃研究
  • 「40代から筋力が急落する」老化の連鎖を断つ、たった1分の運動とは
  • SNSを使うほど集中力が落ちる、子ども8,300人追跡で見えた危険
  • 女性のおならは“最強レベル”? 臭いが強いほどアルツハイマーは遠ざかる衝撃
  • あなたの朝に潜む“重金属カクテル”…再沸騰の恐怖を家電の専門家が暴いた
  • 「日本人も対象?」出国税3倍で国民困惑、政府の説明は…

こんな記事も読まれています

  • トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に
  • クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険
  • 関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走
  • 「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン
  • 生まれたばかりの子犬を一晩中見守った“ナース犬”の優しさに世界が涙
  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?

こんな記事も読まれています

  • トヨタ中国EV戦略が結実、bZ3Xが外資EV販売1位に
  • クーラント交換時期を間違えると何が起きるのか、エンジンに忍び寄る危険
  • 関税逆風でも止まらない、トヨタ世界1000万台独走
  • 「前より走らない」と感じたら読むべき出力低下の全パターン
  • 生まれたばかりの子犬を一晩中見守った“ナース犬”の優しさに世界が涙
  • 英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争
  • 火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!
  • 「あなた、隣の女性のところへ行ってきて」夫レンタルが大人気に…その‟理由”とは?

おすすめニュース

  • 1
    「誰にも気づかれずに殺される」...冷戦時代の暗殺者たちが実際に使用した、音なき“暗殺兵器”!

    フォトニュース 

  • 2
    SNSが生んだ“いかれた育児”…「いいね」欲しさに生きた息子を真空パック、掃除機で吸引し公憤拡大

    フォトニュース 

  • 3
    「地下鉄で血を付けられた!」身元不明の男が乗客の腕に血液付着...“感染症不安”で大パニック

    トレンド 

  • 4
    「もはや呼吸が命がけ」世界最悪レベルに達したインド首都圏“有毒ガス都市”の現実

    フォトニュース 

  • 5
    「紙のお面で顔認証突破!」1人が複数人分の出勤記録?中国職員、“出勤代行”の衝撃手口

    トレンド 

話題

  • 1
    「子ども197人の運命は?」希少がん遺伝子が“精子提供”で14か国へ拡散!一部はすでにがんで死亡

    ニュース 

  • 2
    【また撃破】プーチン大統領の「報復」警告も...ウクライナ、ロシア港向けタンカーに3度目の攻撃!

    ニュース 

  • 3
    「人生で勝ちたいか?ならば朝早く起きろ」心理学者が語る“起床の秘密”

    フォトニュース 

  • 4
    【米欧激突】ロシア凍結資産31兆円、米企業の“金の卵”に?欧州は“融資枠構想”で反発!

    ニュース 

  • 5
    「トランプの真似か?」メキシコが自由貿易破壊の道を選択...非FTA国に「先関税・後協議」

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]