メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「泡が消えない?」腎臓が発する異常サインか、タンパク尿が示す健康リスク

望月博樹 アクセス  

引用:iclickart

トイレで水を流しても消えない粘り気のある尿の泡は、腎臓が発する異常信号かもしれない。体内のろ過装置の役割を果たす腎臓は、必要な栄養素は残し、老廃物をろ過する役割を担う。

しかし、このろ過機能が損なわれると、体を構成する必須成分であるタンパク質が尿に漏れ出す「タンパク尿」が発生する。腎臓は微細な血管の集合体であり、ここからタンパク質が漏れ出すということは、腎臓そのものの損傷のみならず、全身の血管健康にも警告が灯っている重要な指標である。

専門家は10日、「運動や高熱による一時的な現象である可能性もあるが、泡尿やむくみが持続する場合は、腎臓のろ過機能が損なわれている可能性が高い」と指摘する。

タンパク尿は、尿にタンパク質が混ざって排出される状態で、成人基準で1日の排出量が150mg以上のときに診断される。最も代表的な兆候は、尿に現れる「泡」である。タンパク質の濃度が高くなると、泡が普段よりも多く発生し、水を流しても簡単には消えない。病状が進行すると、症状は全身に広がる。

タンパク質が過度に排出され血中濃度が低くなると、顔や足のむくみが発生し、全体的な身体機能の低下により疲労感や食欲減退が伴うこともある。

タンパク尿の原因は、大きく腎臓組織自体の異常と全身疾患の影響に分かれる。腎臓自体の疾患としては、血液をろ過する糸球体に炎症が生じる「糸球体腎炎」が代表的だ。炎症により腎臓のろ過網が損傷し、タンパク質や血液成分が尿に漏れ出す。主に免疫学的機序によって発生するが、この他にも代謝障害、血流力学的損傷、毒性物質、感染および遺伝などが原因となる。

一方、腎臓に疾患がなくても、全身疾患の合併症としてタンパク尿が現れることがある。高血圧や糖尿病によって腎臓の微細な血管が徐々に損傷を受ける場合が代表的である。心不全などの心血管疾患は、腎臓に流れる血流量や内部圧力に変化をもたらし、腎臓組織がタンパク質を排出する原因となる。

タンパク尿の量が多い場合、これを抑制するための積極的な薬物治療が行われる。RAAS(レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系)抑制薬が主に使用され、通常は血圧の薬として知られているが、糸球体内の圧力を下げ、臓器の炎症を抑えて腎臓の損傷を減少させる効果がある。最近では、糖尿病の薬として開発されたSGLT-2抑制薬も併用される。

この薬は、尿を通じてナトリウムや糖を排出する浸透圧利尿作用によって体重や血圧を調整し、腎臓内部の圧力を下げてタンパク尿を減少させ、腎機能を保護する原理だ。特に、糖尿病がない慢性腎疾患患者にも保険適用が拡大されたことで、治療へのアクセスが向上している。

薬物治療と併せて守るべき最も重要な生活習慣は、減塩食だ。塩分を過度に摂取すると体内の体液量が増え、血圧が上昇する。これが最終的に腎機能の悪化を引き起こす要因となる。

一方、野菜や果物に豊富なカリウムの摂取には、個々の腎臓の状態に応じた注意が必要である。カリウムは体内の塩分を排出して血圧の上昇を防ぐのに役立つ成分だが、腎機能が低下している患者はカリウムの排出がうまくいかないため、「高カリウム血症」が発生することがある。むやみにカリウムを制限するのではなく、専門医と相談し、自分の腎臓の数値に合った適切な摂取基準を確認することが推奨される。

腎臓は機能がかなり低下するまで特別な自覚症状がないため、定期的な健康診断を受けて状態を確認することが極めて重要である。一般的な検診に含まれる尿検査や血液検査(クレアチニン値の測定)を通じて、腎機能を容易に確認することができる。

検診結果で「タンパク尿陽性」などの異常所見が出た場合、これを軽視せずに即座に腎臓内科を受診することで、疾患が悪化して人工透析に至る状況を未然に防げる。専門家は「普段健康であっても、定期検診を必ず受けることが腎疾患を見逃さない最も確実な方法だ」とし、「些細な異常でも見逃さず、専門医と相談して腎臓のゴールデンタイムを守るべきである」と呼びかけている。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 「便と同レベルの細菌が検出!?」専門家が警告する“今すぐ交換したい”キッチン用品3選
  • 「最近、体力も筋力もガクッと落ちた」と思ったら…何歳から?“一気に老ける年齢”は本当にあった
  • 「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も
  • 「その口内ケア、逆効果かもしれない!?」“血圧管理に関わる細菌”まで減らす可能性に研究者が注目
  • 「ぷよぷよお腹が消える!」ジム不要、自宅でお腹の脂肪を撃退する“神トレ”4選
  • 「体は痩せても顔が老けた」...30代から急増する“ダイエット老化”の正体!

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 中国の王毅外相、英外相に「閉鎖は後退を招くだけ」…中国企業への差別やめるよう要求
  • 中国車、なぜ米国進出が難しいのか…ロータスが示した現実
  • ロシア、新型ジェットドローン投入へ…時速500kmでウクライナ防空網突破狙う
  • 「なめんなよ!」80歳女性が1.5mのクマを“コロコロ”で撃退…愛犬を守った命がけの一喝

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 中国の王毅外相、英外相に「閉鎖は後退を招くだけ」…中国企業への差別やめるよう要求
  • 中国車、なぜ米国進出が難しいのか…ロータスが示した現実
  • ロシア、新型ジェットドローン投入へ…時速500kmでウクライナ防空網突破狙う
  • 「なめんなよ!」80歳女性が1.5mのクマを“コロコロ”で撃退…愛犬を守った命がけの一喝

おすすめニュース

  • 1
    イラン終戦交渉でトランプに逆風…民主党だけでなく“共和党内”からも強まる圧力

    ニュース 

  • 2
    「台湾は国家」発言が波紋…“NYT記者追放”で再び浮かび上がった米中の深い溝

    ニュース 

  • 3
    「滞納した方が悪い」は通用しなかった…70代大家が傘で借主を殴った“家賃滞納トラブル”

    トレンド 

  • 4
    「逆走、信号無視、救急車の進路妨害」ウェイモAIが抱える安全上の欠陥が明らかに

    モビリティー 

  • 5
    「絶対入るな」を無視して富士山へ…死者19人、毎年1万人の無断登山に「税金で救うのか」批判

    トレンド 

話題

  • 1
    「どこまでが表現で、どこからが処罰か」自民党、日章旗損壊処罰法案を承認

    ニュース 

  • 2
    「同じ業務量なら同じ賃金を」…日本最高裁、無期契約社員への差額支払いを確定

    ニュース 

  • 3
    「支援か、取引か」…医薬品と鉱物を結びつける“トランプ式圧力”にアフリカ反発

    ニュース 

  • 4
    「海底はもう戦場だ」…ロシア・中国のケーブル破壊リスクに米英豪が“海中ドローン”で対抗

    ニュース 

  • 5
    クマ出没が過去最多の2倍に急増…日本、AIで撃退に乗り出す

    トレンド