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フェラーリ、ついに電気スーパーカーを発表へ! 伝統のエンジン音を失ったスーパーカーに賛否両論、価格は約7,600万円

山田雅彦 アクセス  

フェラーリ、10月

電気スーパーカーの発売予告

世評は否定的な反応が多い

引用:Kolesa.ru

フェラーリが方針を転換し、今年10月に電気スーパーカーを発売すると発表したことで話題を呼んでいる。2016年当時のフェラーリCEO、セルジオ・マルキオンネ氏は「フェラーリの魅力は轟音を響かせるエンジンにある。電気自動車のフェラーリは絶対に作らない」と明言していた。

しかし、この発言はジョン・エルカン会長の臨時経営体制に移行する際に次第に影を潜めた。エルカン氏は「2025年を目標に電気自動車を発表する計画だ。また、2030年までにカーボンニュートラルを達成する」と述べ、同社CEOには半導体の専門家を起用。その後、2023年10月9日に電気スーパーカーを発表すると予告した。

引用:オートスパイネット
引用:オートスパイネット

爆発的なエンジン音の代わりに

擬似排気音を搭載

すでに海外メディアを通じて何度も流出したフェラーリの電気スーパーカーのスパイショット。それに対する世間の反応はどうだろうか。残念ながら、多くの人々は否定的な立場を取っている。セルジオ・マルキオンネ氏が指摘したように、フェラーリの魅力の核心はドライバーを興奮させる爆発的なエンジン音にある。しかし、電気自動車が登場するとなると、フェラーリ本来の魅力が失われてしまうという懸念が広がっている。

フェラーリも自社の車を所有しているオーナーたちが電気スーパーカーに対して積極的でないことを十分に認識しているとのこと。そこで、同社は電気スーパーカーに擬似的な排気音を搭載するという解決策を採ることにした。フェラーリ側は「現在、独自の走行音を開発中だ」と述べている。

引用:オートスパイネット
引用:インスタグラム @derek.photography

否定的な反応が続出

販売価格は約7,600万円

これに対し、ネット上では「今のフェラーリはエンジン性能が世界最高水準なのに、電気自動車に移行して擬似音を加えるなんて冗談だ」「ロールス・ロイスが完全自動運転を目指すと言ったようなものだ」「金のためにやらないと言っておきながら結局金のためにやるんだろう」「欧州の規制が変わり、電気自動車を作らざるを得ないから、フェラーリも生き残るために仕方なくやってるんだろう」などのコメントが寄せられている。

電気スーパーカーの詳細はまだ明らかになっていないが、流出したスパイショットによると、改造されたマセラティ・レヴァンテのボディを使用しているようだ。海外メディアによると、このフェラーリEVの価格は約50万ドル(約7,600万円)になる見込みだ。フェラーリはすでに初の電気モデルを完成させ、現在は2台目の電気モデルを開発中だという。

引用:Kolesa.ru
引用:Reddit

ロイヤルティの高い顧客が多数

昨年の純利益は約2,434億円

フェラーリは1947年にスクーデリア・フェラーリを母体として設立されたイタリアの高級スポーツカーメーカーで、イタリアの時価総額首位を誇る大企業でもある。昨年、フェラーリは15億3,000万ユーロ(約2,434億円)の純利益を達成し、過去最高の業績を記録した。

出荷台数は1万3,752台で2023年より89台増加したが、価格が非常に高いため、数が少ないとは言え、理解はできる。フェラーリは高価格帯に位置しており、大半が既存顧客に販売されている。81%が過去にフェラーリを購入した経験があり、そのうち48%が2台以上所有している顧客だ。ロイヤルティの高い顧客を多く抱えるフェラーリだが、電気スーパーカーの発売後も売上を維持できるか、今後の展開に注目が集まっている。

山田雅彦
editor@kangnamtimes.com

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