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これがBMWの覚悟だ!「M3電動化」という禁断の挑戦が生み出した衝撃的なプロトタイプ、その全貌に迫る

山田雅彦 アクセス  

BMW、電動M3の開発を本格化
プロトタイプに続き予想レンダリングを公開
「ノイエ・クラッセ」コンセプトをベースに

引用: YouTube チャンネル「ニューヨークマンモス」
引用: YouTube チャンネル「ニューヨークマンモス」

BMWが電動化戦略を加速させる中、同社の高性能スポーツセダン「M3」の電気自動車版とみられるテストカーがドイツ・ニュルブルクリンクで目撃され話題を集めている。カモフラージュが施されたこの試作車は、まだ最終仕様ではないものの、シルエットやフロントマスクの一部が確認でき、電動M3の姿が徐々に明らかになりつつある。

スパイショットの公開直後にはそれをもとにした予想レンダリング画像も登場した。BMWのコンセプトカー「ビジョン・ノイエ・クラッセ」のデザイン言語を取り入れたCGは、BMWらしさと未来志向のEVデザインが融合した仕上がりとなっている。

引用: YouTube チャンネル「ニューヨークマンモス」
引用: YouTube チャンネル「ニューヨークマンモス」
引用:Motor1
引用:Motor1

予想レンダリングに浮かぶ電動M3の姿
水平型キドニーグリルがデザインの核に

電動M3の予想レンダリングでまず目を引くのはBMWの象徴とも言える「キドニーグリル」の変化だ。従来のG80 M3では縦に大きく伸びたデザインだったが、電気自動車では水平で低めに再設計されている。これは内燃エンジン車に必要だった大型エアインテークが不要になったことが背景にあり、一部開口部とクローズドパターンを組み合わせることで空力性能を高めつつ、すっきりとした印象を与えている。

ヘッドライトは2002やE30 M3などBMWの往年の名車から着想を得て再解釈されたもの。薄く横に伸びたデザインは鋭い表情を作り出し、デイタイムランニングライトの造形も近未来感を強調している。ライトが消灯しているときにはガラスのような質感が際立ち、フロントフェイス全体との一体感が際立つ。

ニュルブルクリンクで目撃されたプロトタイプはカモフラージュが施されているが、全体のプロポーションは非常に洗練された印象だ。テールランプはカモフラージュのため細く見えるものの、実際にはトランクリッドまで伸びるワイドなデザインが採用される見通し。「ビジョン・ノイエ・クラッセ」から影響を受けたスタイルが反映されているとみられる。

引用:Motor1
引用:Motor1

スポーティな個性も健在
電動M3、2027年登場か

予想レンダリングではバンパー下部にMディビジョンらしい大型エアインテークが配置されている。これはブレーキ冷却やバッテリーパックの温度管理を考慮した設計で、空力性能と高性能を両立させたディテールだ。さらに、カーボンファイバー製のディフューザーやワイドなフェンダーアーチが、ハイパフォーマンスEVとしてのキャラクターをより強く打ち出している。

BMWは電動M3の正式な発表時期を明らかにしていないが、業界関係者の予測では、2026年に登場予定の「i3セダン」に続き、2027年頃に「M3エレクトリック」が登場する可能性が高いとされている。このモデルはBMWの次世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ」を採用し、まずはX3クラスの大型電気SUVで年末にも市場投入が予定されている。

電動M3はテスラ・モデルSパフォーマンスやポールスター5などの強力なライバルと真っ向勝負を繰り広げることになりそうだ。現時点ではパワートレインや性能スペックは明らかにされていないものの、BMW Mディビジョンの伝統と電動化技術が融合した新世代の高性能スポーツセダンになる見通し。Mブランドの名声を受け継ぐ電動M3がどのような姿で登場するのか、世界中が注目している。

山田雅彦
editor@kangnamtimes.com

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