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日産が英Wayveと最終契約、次世代ProPILOTで出発から目的地までAI運転へ

山田雅彦 アクセス  

引用:日産
引用:日産

日産自動車は、自動運転技術を開発する英国の「ウェイヴ(Wayve)テクノロジーズ」と、次世代「プロパイロット(ProPILOT)」システムの共同開発に向けた最終合意(definitive agreements)を締結したと発表した。今回の契約により、日産自動車は既存の運転支援システム(ADAS)にウェイヴ社のエンドツーエンドAIベースのソフトウェアを統合し、高速道路での支援はもちろん、出発地から目的地までをサポートする「点対点(point-to-point)」運転を可能にする次世代インテリジェント運転アーキテクチャを構築する方針である。

日産自動車は2016年に単一車線高速道路支援機能を持つ初期のプロパイロットを、2019年には多車線運転とハンズオフ機能をサポートするプロパイロット2.0を発表した。次世代プロパイロットはこれら二つのシステムを超え、ウェイヴ社のAIを直接統合した形で開発される。

すでに2025年、日産自動車は国内において「グラウンド・トゥルース・パーセプション(Ground Truth Perception)」技術を搭載した試作車両を通じて、次段階の自動運転テストを実施した。このシステムは次世代ライダー(LiDAR)とウェイヴ社のAIを組み合わせたものであり、複雑な都市環境や高速道路において自然で安定した運転を実証したと伝えられている。

同社は今後、「ウェイヴ・AI・ドライバー(Wayve AI Driver)」ソフトウェアを次世代プロパイロットに適用し、国内および北米(North America)などのグローバル主要市場の量産車に導入する計画を立てている。初の適用モデルは、2027会計年度に国内市場で発表される予定である。

日産自動車は公式声明を通じて「今回の契約は両社にとって重要な進展である」とし、「ウェイヴ社のエンドツーエンドAIは安全を核心に設計されており、都市ごとの特性やプラットフォームの違いに迅速に適応できるため、大規模な量産適用に適している」と説明した。カメラやレーダー、ライダーなど、プロパイロットシリーズの多様なセンサー構成と組み合わせることで、複数の車種においてバランスの取れたインテリジェント運転を提供できる点を強調している。

また、実際の量産車への適用を通じて多様な道路環境データを継続的に学習し改善することで、日産自動車のインテリジェント運転技術における競争力を長期的に強化できるとの見解を示した。

日産自動車のイヴァン・エスピノーサ最高商品責任者は「日産の自動運転能力とウェイヴ社の最新AI技術が結合し、新しい基準が確立される」とし、「次世代プロパイロットはより安全で直感的、かつ快適な運転体験を提供する」と言及した。さらに「今回の合意は日産が追求する、よりクリーンで安全、そして誰もがアクセスできるモビリティへの転換を加速させるものである」と強調した。

ウェイヴ社の共同創業者兼CEOであるアレックス・ケンダル氏も「日産自動車はグローバルOEMの中で、初めてエンドツーエンドAIを全車種の量産に適用しようとしている企業である」とし、「ウェイヴ社のAIと日産のエンジニアリング、そしてグローバルネットワークが結合することで、自動運転の革新速度がさらに加速する」との認識を示した。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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