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「30年分の技術を欧州に投じる」トヨタがセルセントリックに加わった理由、水素戦略の本丸がここにある

山田雅彦 アクセス  

引用:ボルボ
引用:ボルボ

トヨタ、欧州商用車連合に参画 次世代燃料電池開発でボルボ・ダイムラーと提携

トヨタ自動車は、セダン型燃料電池車(FCEV)「MIRAI」の販売不振にもかかわらず、水素エネルギーへの強い意欲を失っていない。トヨタは、大型商用車市場を狙った次世代水素燃料電池の開発で主導的役割を果たすため、欧州の主要メーカーと提携した。今回の協力を通じて、大型トラックや特殊目的車両に最適化された水素ソリューションを展開する方針だ。

■欧州水素同盟の中心に立つトヨタ 

トヨタは、ダイムラー・トラックとボルボ・グループが2021年に共同設立したドイツの燃料電池スタートアップ「セルセントリック(Cellcentric)」の第三の株主となることで合意した。4社は燃料電池技術協力のための拘束力のない覚書(MoU)を締結し、手続きが完了すれば、トヨタは既存の株主と同等の権利を持つことになる。30年にわたり水素技術を蓄積してきたトヨタの参画により、大型商用車用燃料電池システムの開発、製造、販売が一層加速する見通しだ。

■ディーゼルトラックの代替として浮上した水素技術 

現在、セルセントリックが量産準備を終えた燃料電池は、今年末からメルセデス・ベンツの「NextGenH2」トラックに搭載される予定だ。それぞれ150kWの出力を持つ燃料電池ペアが85kgの液体水素を消費し、101kWh級LFPバッテリーに電力を供給する構造となっている。このシステムを搭載した40t級トラックは、すでに1,000km以上の走行テストを成功させ、ディーゼルトラックと同等の性能を証明した。充電時間(充填時間)もわずか10分から15分であり、長距離輸送における効率性は極めて高い。

■次世代「NextGen」で切り拓く水素モビリティ 

トヨタは、従来よりも軽量・コンパクトかつ高効率な第3世代燃料電池技術を今回の協力に投入する予定だ。セルセントリックが開発中の次世代システム「NextGen」は、連続出力を従来の2倍以上となる375kWまで引き上げることを目指している。同時に燃料消費量を20%削減し、出力密度を40%向上させ、複雑な構造を簡素化する計画だ。

ただし、水素ステーションなどのインフラが、電気自動車(EV)の急速充電器やディーゼル給油所に比べて圧倒的に不足している点は、水素トラック普及に向けた大きな課題として残っている。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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