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「工場が止まり、店頭も空になった」トヨタの生産転換が招いた供給の空白、RAV4争奪戦の全貌

山田雅彦 アクセス  

引用:トヨタ自動車
引用:トヨタ自動車

米自動車市場で異例の事態が起きている。新型モデルの公開を前に、むしろ現行モデルが飛ぶように売れる「逆走」現象が起きているのだ。トヨタ自動車が2026年モデルの新型「RAV4」の発売準備を進める中、米国では2025年モデルが先に在庫切れの状態になりつつある。業界関係者によると、多くの販売店で在庫が底をついており、特に純ガソリンモデルは事実上入手困難な状況だという。プラグインハイブリッド(PHV)についても供給が不足している。

通常、新型モデルが公開されると現行モデルの需要は急速に減退するものだが、消費者が新型よりも現行モデルの確保を急いでいる点が注目を集めている。最大の要因はパワートレインの変化だ。トヨタは2026年モデルのRAV4から、米国市場での展開をハイブリッド(HEV)中心とする計画を立てている。ラインナップから純ガソリンモデルが消えることで、ガソリン車を希望する消費者にとって、2025年モデルが事実上最後の購入機会となった。

価格面での負担も影響している。2025年モデルは2万9,000ドル(約463万円)から設定されているが、新型は全車ハイブリッド化に伴い、さらなる価格上昇が予想される。PHVモデルの場合、4万ドル(約639万円)を超えるとの見方が強い。その結果、比較的安価で使い慣れた現行モデルに需要が集中している。供給体制の変化もこれに拍車をかけた。トヨタは新型生産に向けた北米工場のライン転換を行う過程で、現行モデルの生産を縮小した。一方で新型の本格的な供給はまだ始まっておらず、市場供給に一時的な空白が生じている。

結局、ガソリンモデルの生産終了、価格引き上げの見通し、そして生産転換に伴う供給不足が重なり、現行モデルへの需要集中を招いたとみられる。これに加え、RAV4が持つ高い信頼性と根強いファン層も影響しているとの分析だ。RAV4は米国で最も売れているSUVの一つであり、そのブランド力は極めて高い。業界関係者は「新型発売を前に現行モデルが完売に近い状態になるのは極めて珍しい。電動化への転換期において、消費者が単に『新しさ』だけでなく『希望するパワートレイン』を基準に選択していることを示している」と述べている。今後、2026年モデルのハイブリッド車が本格的に供給されれば需給の不均衡は徐々に解消される見通しだが、当面は新旧モデル間での混乱が続く可能性も指摘されている。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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