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生産終了でも品薄にならない」ポルシェ・マカン、量販グレードに恩恵はあるのか

山田雅彦 アクセス  

引用:ポルシェ
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ポルシェの主力SUVとして長年販売を支えてきた内燃機関マカンは、2025年12月をもって生産を終了した。欧州では排出ガス規制への対応が背景にある一方、一部の非欧州市場では在庫販売を活用し、2027年頃まで継続販売される見通しとなっている。ただし、ブランド全体の電動化戦略が加速する中で、ガソリンマカンはすでに過去のモデルとして扱われ始めており、中古車市場では生産終了後の価値推移に注目が集まっている。特に既存オーナーや購入検討層の間では、生産終了によるプレミアム形成が起きるのか、それとも通常の中古車と同様に年式相応の値下がりが進むのかが大きな焦点となっている。

引用:ポルシェ
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実際の中古車市場を見ると、生産終了の恩恵を受けているのは一部の高性能グレードに限られている。マカンは限定生産車ではなく、世界規模で大量販売された量販SUVであり、生産終了直後に極端な希少性が生まれる構造ではない。そのため、市場の需要は自然と後期型かつ高出力仕様へ集中している。とくに2021年以降の後期型マカンGTSは評価が高く、走行距離や装備内容によっては500万〜900万円台で流通している。一方、2.0Lモデルや初期型、ディーゼル仕様については価格維持効果が限定的であり、保証期間終了後の維持費や修理コストに対する懸念から、一般的な中古SUVと同様の値落ち傾向を示している。

引用:ポルシェ
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中古市場における評価を複雑にしている要因が、新世代のマカンエレクトリックの存在である。電動モデルはエントリーグレードでも998万円から設定され、最上位のターボエレクトリックは1,600万円を超える価格帯に位置している。その結果、状態の良い内燃機関マカンGTSの中古価格帯と、新型電気マカンの新車または認定中古車価格帯が800万〜1,000万円前後で重複する状況が生まれている。購入検討層は、最新のEVプラットフォームや先進装備を備えた新型車を選ぶか、あるいは最後のガソリンV6エンジン搭載SUVとしての価値を重視するかという選択を迫られている。性能数値や加速性能では電気マカンが優位に立つ一方、内燃機関特有のフィーリングやエンジンサウンドを重視する層の需要は依然として根強い。

引用:ポルシェ
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ただし、日本市場では全体として中古車価格の上昇トレンドは確認されていない。マカンの中古車平均価格は2023年春頃をピークに下落基調へ転じており、生産終了から約半年が経過した現在も顕著な反発は見られていない。背景には、高金利環境や輸入車市場全体の需要鈍化に加え、EV移行期特有の市場不透明感があるとみられる。結果として、生産終了プレミアムが成立する可能性は、装備内容やコンディションが優れた後期型GTSなど、ごく一部の高需要グレードに限定される公算が大きい。量販グレードについては、今後も一般的な減価傾向に沿って価格調整が進む可能性が高い。

山田雅彦
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