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「バッテリーはトンネルへ」…EVになっても後輪駆動を貫くマツダ・ロードスターの“運転至上主義”

山田雅彦 アクセス  

マツダの伝説のロードスター

EV時代でも異彩を放つ構造

揺るがぬアイデンティティを守り抜く

運転の楽しさを象徴するモデルとして、世界中のクルマ好きを魅了してきたマツダ・ロードスター(北米名MX-5)が、EV時代にも名を残すことになりそうだ。米国特許庁への出願資料や複数の海外報道によれば、次世代モデルは電動スポーツカーとして登場する見通しで、マツダは大胆な変革に乗り出している。

中でも注目されるのが、バッテリーの搭載方法だ。一般的なEVが採用するスケートボード型プラットフォームとは異なり、変速機トンネル内にバッテリーを配置するという独自のレイアウトが採用される見込み。この設計は低重心と理想的な前後重量配分を確保するためのものであり、マツダが守り続けてきた「運転の一体感」を継承する工夫と見られている。

後輪駆動を維持するEV

JDMらしい走りの哲学

マツダが申請した特許は、EVの課題とされるバッテリー重量による運動性能の低下を克服する工夫に満ちている。変速機トンネルに加えて、助手席前方や座席後方にもバッテリーを分散配置。これにより車両下部に質量を集中させ、慣性モーメントを低減。旋回性能や応答性の向上が期待される。これは、横Gのかかる状況下でもドライバーの荷重移動を的確に支える構造といえる。

また、駆動方式もこれまでの伝統を踏襲する見通しだ。モーターは座席後方に搭載され、後輪を駆動。マツダが重視する「人馬一体」のフィーリングを、EVでも忠実に再現しようとする姿勢がうかがえる。出力は未公表だが、既存EVとの比較から200馬力前後と見られ、デュアルモーターではなく軽量なシングルモーター構成になる可能性が高い。

車両重量1トン以下のEV

魅力的な選択肢となることは確実

注目すべきは、マツダがこの次世代ロードスターに内燃機関モデルの併売も計画している点だ。採用されるエンジンは、次期CX-5に搭載予定の新世代Skyactiv-Zが有力。完全なガソリン車ではなく、マイルドハイブリッドによる電動サポートも想定されている。

マツダのCTOは「車両重量は1トン以下を目指す」と明言しており、ハイブリッドであっても軽量性は維持される見込みだ。EVとICE(内燃機関)を並行して展開することで、多様なニーズに応える戦略がうかがえる。

国内市場での販売可能性も注目される。近年、ルノーやプジョー、シトロエンといった欧州ブランドが再び日本市場での存在感を強めている中、マツダが自社のEVスポーツカーを戦略的に投入する可能性もある。仮に手頃な価格で登場すれば、感性重視かつ維持費の抑えられる新世代ライトウェイトスポーツとして、確実に注目を集めることになるだろう。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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