米民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領が、共和党候補であるドナルド・トランプ前大統領に対し1%ポイント差で接戦の優位を示しているという世論調査結果が15日に提示された。以前の世論調査でもハリス副大統領はトランプ前大統領を約1%ポイント差で上回っていた。
ピューリサーチセンターが先月5日から11日まで、米国の有権者9021人を対象に調査し、15日に公開した結果によると、「当日選挙が行われる場合、誰に投票するか」という質問に登録有権者の46%がハリス副大統領を指名したという。トランプ前大統領の支持率は45%で、両候補は接戦の様相だが、ハリス副大統領が1%ポイント高かった。無所属候補であるロバート・ケネディ・ジュニア氏の支持率は7%だった。
ハリス副大統領は民主党の大統領候補に指名された後、勢いを増しており、全国はもちろん7つの接戦州でもトランプ前大統領と接戦の構図を形成し、直近一部世論調査では誤差範囲内ではあるがトランプ前大統領を上回り、大統領選レースに火をつけている。
ザ・ヒルとディシジョン・デスクHQが全国規模の世論調査を平均した結果でも、二者対決の場合、ハリス副大統領は48.2%の支持率でトランプ前大統領の46.8%を上回った。多者対決の場合は、ハリス副大統領47.3%、トランプ前大統領43.5%、ケネディ・ジュニア3.1%と、差がさらに広がる。
一方、バイデン大統領は6月27日に行われた初のテレビ討論でトランプ前大統領に完敗した後、党内からの候補辞退圧力により、先月21日に候補の座を降りた。民主党は先月1日から5日まで党大会の代議員を対象にオンライン投票を実施し、ハリス副大統領を新たな大統領候補に選出した。
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