アメリカの前大統領で、11月に予定されている大統領選挙の共和党候補であるドナルド・トランプ氏が、数億円相当の仮想通貨を保有していることが明らかになった。
16日（現地時間）のNBC・CBSなど米メディアの報道によると、トランプ前大統領は100万～500万ドル（約1億4600万～7億3000万円）相当の仮想通貨ウォレット及び「仮想イーサリアムキー」を保有しているとのことだ。
また、同氏は非代替性トークン（NFT）ライセンス契約により720万ドル（約10億5000万円）の収入を得たことが明らかになった。
かつて仮想通貨業界を「詐欺」と呼んで批判していたトランプ前大統領は、最近になって態度を変えた。
先月27日には仮想通貨業界の大規模なイベント「ビットコイン2024カンファレンス」に参加し、仮想通貨産業を積極的に育成する「親ビットコイン大統領」になると公言したほどである。
ブルームバーグ通信は、彼の仮想通貨に対する立場の変化に影響を与えた要因として、彼のNFT商品による収入を挙げた。また、情報筋を引用しトランプ前大統領が自分の顔を宇宙飛行士やカウボーイ、レーサーなどのかっこいいイメージと合成して作ったNFT商品を気に入っており、その過程で仮想通貨産業に対する立場が変わったと伝えた。
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