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北朝鮮の水害で軍需工場に支障、金正恩が新型ロケット砲でロシアへの支援意志を強調

佐藤美穂 アクセス  

 道路が途切れ、通信線の復旧も進まない

自爆型ドローン・新型ロケット砲の公開は

ロシアに対する「軍需支援に問題なし」を示すためのもの

北朝鮮は水害の影響でロシアに対する軍需物資の支援に支障をきたしており、韓国の情報当局はその動向を厳重に監視している。最近、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が自爆型ドローンに続いて240㎜の新型ロケット砲を公開したのは、「ロシアに対するアピール」であるとの分析がある。

韓国の国家情報院は2日、北朝鮮の慈江道(チャガン道)の水害の影響について、「軍需工場が集中している地域であるため、工場の被害や軍需物資の製造に支障が出る可能性、また今後の北・露間の兵器取引に支障をきたす可能性を考慮して、動向を追跡している」と明らかにした。対北朝鮮の情報筋も同日、文化日報に「今回の水害でトンネルに水が溜まり、ロシアに軍需物資を送るのに大きな打撃があったという話が出ている」と説明した。慈江道の軍需施設は隠蔽のため地下トンネル形式で構築されており、水害によって浸水し、機能が麻痺したとのことだ。

実際に慈江道一帯の浸水被害は深刻なレベルとされており、対北朝鮮の情報筋は「新義州(シンウィジュ)には死者がほとんどいないが、慈江道には数え切れないほど多くの死者が出ている」と述べ、特に江界市(カンゲ市)では被害の詳細が把握できないほどだと伝えた。また、土砂崩れによって壊れた通信線や電柱が復旧せず、鉄道と道路もすべて遮断されているとしている。金委員長が平安北道(ピョンアンブク道)の水害現場だけを訪れていた理由は、慈江道には物理的に行きにくかったためだと、この情報筋は付け加えた。

北朝鮮が最近、自爆ドローンやロケット砲などを相次いで公開したことについては、韓国向けではなくロシアに対するメッセージであるとの分析がなされている。チョ・ハンボム統一研究院研究委員は「先月19日から29日に行われた韓米連合演習『ウルチ自由の盾(UFS)』への対応としては規模が小さすぎる」とし、「北朝鮮は通常UFS期間中に巡航ミサイルや弾道ミサイルを発射するなどの挑発行為を行っており、従来型武器を公開することはなかった」と述べた。続けて「ロシアに対して『軍需物資の支援に問題はない』というメッセージを示すためである」と解釈した。

一方、北・露間の協力は軍事分野を超えて産業、貿易、農業、教育など多方面に拡大している。先月26日、ロシア産業貿易省のロマン・チェクソフ副大臣が率いる代表団が北朝鮮を訪問し、ユン・ジョンホ対外経済相と会談した。UFSに対する北朝鮮の対応水準が例年より低かったのは、ロシア代表団の訪問も影響していると考えられる。シン・ウォンシク国家安保室長も前日のブリーフィングで「UFS期間中に北朝鮮が挑発しなかった理由には、水害問題に加え、北・露間の軍事協力状況など様々な戦略的・軍事的要因があると評価している」と説明した。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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