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29週で出産した未熟児を殺害、彼氏と映画鑑賞に行った20代女性に懲役10年の判決

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写真=ニュース1、記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

29週で出産した未熟児をトイレに落として殺害し、その後、彼氏と映画を見に行った20代の女性に対し、中程度の刑が言い渡された。

韓国・光州地方裁判所刑事12部単独(裁判長 パク・ジェソン)は、アパートの商業施設のトイレで29週の未熟児を出産後、殺害した容疑で起訴された20代女性Aに対し、11日に懲役10年を言い渡した。また、40時間の児童虐待治療講義の受講と、児童・青少年関連機関への5年間の就職制限も命じた。

Aは昨年5月22日午後、光州のアパート商業施設の女性トイレで29週の赤ちゃんを出産し、トイレに落として殺害した容疑で裁判にかけられた。Aはトイレで子供を出産した後、そのまま放置。さらに、子供を救い上げた後、隣の障害者用トイレの便器に移して再び落とし、殺害して現場を離れたことが明らかになった。

Aは犯行後、トイレを出て彼氏と映画を観に行っていたことが明らかになった。子供は商業施設の関係者によって死亡した状態で発見された。Aは事件から5日後に自宅で逮捕された。Aは、彼氏に子供の妊娠を知らせたくなく、ひとりで育てることができないと感じたため、犯行に至ったと供述している。

検察は懲役20年を求刑した。Aが未熟児を故意に殺害し、その後隠蔽を図り、さらに彼氏と映画を観に行くなど、犯行後も平然と振る舞っていた点を挙げ、罪の質が非常に悪質であると主張した。

A側は、犯行が未必の故意によるものであり、突然の出産に直面して混乱していたと主張し、情状酌量を求めた。

裁判所は、被告が生後わずか1日の子供を殺害するという極めて重大な犯罪を犯したと述べた。また、新生児を守るべき立場でありながら、適切な対応を怠った結果、子供が命を失ったと指摘。さらに、親として最低限の保護義務を果たさず、犯行を隠蔽しようとした点も問題視した。

その上で、裁判所はAが犯行を遅れて認め反省している点や、犯行当時の状況が予期せぬものであったことを考慮し、懲役10年を言い渡した。

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