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「もはや無期懲役」睡眠薬を飲ませ、繰り返し性的暴行を加えた75歳の男性

佐藤美穂 アクセス  

睡眠薬を定期的に飲ませては繰り返し性的暴行を加え、最終的に女性を死に至らせた70代の男性が法廷で重刑を言い渡されたことが明らかになった。性的暴行を行うためにこの男性が被害女性に与えた睡眠薬の量は、14日分に達すると言われている。

韓国・ソウル南部地方裁判所の刑事第11部(チョン・ドソン裁判長)は24日、強姦殺人などの容疑で起訴されたB(75)に対して懲役25年を言い渡した。80時間の性暴力治療プログラムの受講および5年間の保護観察も命じたとされている。

Bは3月29日から4月3日まで、ソウルの永登浦区(ヨンドゥンポ区)にあるモーテルで被害女性A氏(58)と共に宿泊し、A氏に睡眠薬を飲ませた後、性的暴行を加え殺害した容疑を受けている。

捜査の結果、BはA氏に対し、睡眠薬14日分に相当する36〜42錠を5回にわたり隠れて与えていたことが判明した。また、睡眠薬で意識を失い、ほとんど動かないまま長時間横たわっているAさんに対してBは繰り返し性的暴行を加え、これにとどまらずさらに睡眠薬を与え続けたということが明らかとなった。

A氏は最終的に肺血栓塞栓症により死亡し、先月3日に客室内にてモーテルの従業員により発見されたという。そして警察は翌日、忠北の清州(チョンジュ)でを逮捕したと発表した。Bは去る2月にも同じ手口でA氏に睡眠薬を飲ませ、性的暴行を加えていたということも明らかになった。

裁判所は「被告は自身の性欲を満たすために、被害者の健康状態が深刻であるにもかかわらず、睡眠薬を飲ませ続けた。また、適切な保護措置を講じず、生命を軽視した」とし「それにもかかわらず責任を回避する態度であるため、罪責に相応しい処罰が必要だと考えられる」と述べた。

しかし、続けて「当初から被害者を強姦殺人しようとしたわけではないと考えられる点、被告が高齢であるために長期間の有期懲役を言い渡すこと自体が無期懲役を言い渡すことであるという点などを考慮した」と量刑決定の理由を説明した。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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