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中国で起きた車の暴走事故…映像は削除され追悼のための花束やろうそくも撤去、その理由とは?

太恵須三郷 アクセス  

引用:ロイター聯合ニュース

中国で車の暴走により35人が死亡する事件が発生した。しかし、オンラインに投稿された事故関連の映像が急速に消失しており、中国政府による検閲・削除の疑いが強まっている。

13日(現地時間)、中国警察の発表によると、11日午後7時48分、62歳の男性運転手が運転する小型SUVが珠海(チューハイ)体育センターに突入した。スタジアム外の陸上トラックで運動をしていた市民を襲い、35人が死亡、43人が負傷した。

中国政府はこれまで、自国が世界的に安全な国の一つであることを誇ってきた。徹底した保安と厳格な銃器管理法で暴力犯罪の発生頻度が比較的低いためだ。しかし、今年9月に3人が死亡し、15人が負傷した上海大型スーパーでの刃物振り回し事件や、先月の北京での名門小学校前で未成年者3人を含む5人が負傷した凶器乱闘事件など、無差別攻撃が相次ぎ、国民の不安が高まっている。

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)やニューヨーク・タイムズ(NYT)などは、今回の事件が景気低迷と不動産危機が続く中で発生した点に注目した。警察は容疑者が離婚後、財産分与への不満を持っていたとし、個人的理由から動機を探しているが、これまで蓄積してきた社会的不満の爆発による無差別攻撃の可能性も指摘されている。

この惨事を機に、政府の対応遅れに対する不満や社会的な不安が高まる中で、中国政府は悪名高い検閲システムの稼動に乗り出した。13日、ロイター通信によると、国家の精神衛生に疑問を呈する投稿は即時削除され、検索順位1位に上がった事件関連ハッシュタグも検閲対象となった。さらに現場では、住民たちが犠牲者を追悼するために持ってきた花束とろうそくも、保安要員たちによって即座に撤去されたという。

AP通信は「中国当局が今回発生した事故の映像と投稿、記事などを厳格に検閲しており、現地サイトでの関連検索を遮断している」と報じた。

太恵須三郷
editor@kangnamtimes.com

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