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ゼレンスキー大統領「仲介者は不要」…トランプ次期大統領との数回の会談を明かす

佐藤美穂 アクセス  

トランプ次期大統領の就任後に予想される国際外交および安全保障情勢の変化に備え、世界の指導者たちがトランプ陣営との接触を強化している。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「仲介者は不要」と述べ、トランプ次期大統領との直接対話を希望している。また、英極右政党の代表は、「英国版トランプ」と称され、トランプ次期大統領の自宅があるフロリダ州を訪れ、側近のテスラCEOのイーロン・マスク氏と会談を行った。

17日、「インターファクス・ウクライナ」の報道によると、ゼレンスキー大統領はウクライナの地方議会および地域当局との会議で、「トランプ次期大統領と連絡を取り合い、すでに数回会談を起こった」と明かした。また、「他国や自己宣伝に熱心な政治家や仲介は必要ない」と語り、トランプ陣営との協議の重要性を強調した。

ゼレンスキー大統領は「就任後はより緊密な接触を求める意向を示し、トランプ次期大統領との会談を通じて、我々の『勝利計画』のどの部分を支持し、どの部分を支持しないかが明らかになるだろう」と語った。さらに、「彼が自身の考えを加えることも考えられる。私は彼が我々の計画を後押ししてくれると信じている」と期待を表明した。この発言は、トランプ次期大統領がウクライナ戦争の終結を推進する中で、ウクライナに不利な停戦案を提示したり、軍事支援を縮小したりする可能性への懸念を反映していると解釈されている。

同日、ナイジェル・ファラージ英改革党代表は、トランプ次期大統領の自宅があるフロリダ州「マ−・ア・ラゴ」でイーロン・マスク氏と会談した写真をSNSに投稿した。声明で、ファラージ氏は「昨日、マスク氏と1時間にわたる有意義な会談を行い、トランプ次期大統領の戦略について多くを学んだ」と述べ、「私たちは、西側を救うための最後のチャンスを手に入れた。共に偉大な成果を達成できると確信している。また、私たちの特別な関係は今も変わらず続いている」と、トランプ次期大統領との関係を強調した。

英メディアはこの会談を受け、マスク氏が英改革党に対して1億ドル(約157億円)の寄付を行う可能性が再浮上し、英国政治への外国の影響力に対する懸念が高まっていると報じている。

一方、トランプ陣営からは3選に向けた動きが見られる。トランプ次期大統領の側近として知られるスティーブン・バノン氏は、「米国憲法には2期連続という規定はなく、2028年にも再出馬できる可能性がある」と語った。米国憲法は大統領職を2期以上務めることを禁じているが、トランプ次期大統領の場合、連続在任の制限に関する指摘なく再出馬の可能性が示唆されている。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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