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ドイツ・クリスマスマーケットテロの衝撃…「精神科医が起こした悲劇」の闇、20年住んだ移民医師が極右思想に傾倒するまで

有馬侑之介 アクセス  

ドイツ・ザクセン=アンハルト州マクデブルクのクリスマスマーケットで発生したテロ事件の容疑者タレブ・アル・アブドルモーセンに精神疾患の兆候があることが明らかになった。

ドイツのドイチェ・ヴェレ(DW)とAFP通信によると、ナンシー・フェーザー内務大臣およびドイツの情報・安全機関トップらは30日(現地時間)、議会内務委員会が主催した公聴会に出席した。

フェーザー内相は、アル・アブドルモーセンについて「顕著な病理学的精神症状がある」と述べた。内相は、アル・アブドルモーセンがX(旧Twitter)に数年にわたり数万件の投稿を行っているため、一部の資料はまだ調査中だと説明した。しかし、すべてのデータを詳細に分析しても事件を防ぐことはできなかっただろうと付け加えた。

フェーザー内相は「心理的に不安定で陰謀論に影響される潜在的な攻撃者を追跡する方法を学ぶ必要がある」と強調した。ある安全保障筋によると、アル・アブドルモーセンは、過去に精神疾患の治療を受けた経歴があり、逮捕当日の夜に行われた薬物検査で陽性反応が出たとされる。

先月20日、マクデブルク地域ではクリスマスマーケットに車両が突入し、少なくとも4人が死亡、60人以上が負傷する事件が発生した。

アル・アブドルモーセンは、サウジアラビア出身の精神科医で、50代男性。ドイツに約20年間在住し、近隣の村で医師として勤務していたという。CNNによると、アル・アブドルモーセンは移民初期にはドイツに感謝の念を抱いていたが、次第にドイツの移民政策に対する不満を抱くようになったとされる。彼はSNSで反イスラム的な傾向を公然と示し、ドイツが難民を受け入れることでイスラム化を促進していると非難していた。また、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)を積極的に支持していた。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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