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「中央値8000万円」のオーストラリア不動産に異変…2年ぶりの下落で見えた「バブル崩壊」の予兆

佐藤美穂 アクセス  

引用:聯合ニュース

オーストラリアの住宅価格が約2年ぶりに下落を始めた。特にシドニーとメルボルンといった二大都市でその傾向が顕著となっている。

オーストラリアの不動産データを提供するコアロジック社によると、2023年12月の全国住宅価格は前月比で0.1%の下落を記録した。これは、全国住宅価格が前月比で下落したのは2023年2月以来初めてのことで、全国の住宅の中央値価格は81万4,837豪ドル(約8,000万円)となり、同様に0.1%の下落を見せた。

特にシドニーとメルボルンの住宅価格が前月比でそれぞれ0.6%、0.7%下落し、この下落傾向を主導した。メルボルンは昨年通年で3.0%の下落を記録した。一方、西部のパースと南部のアデレードは、それぞれ0.7%、0.6%上昇し、2024年全体ではそれぞれ19.1%、13.1%の上昇となった。

コアロジック社のリサーチディレクターであるティム・ロリス氏は「住宅価格は昨年下半期に停滞し、最終的に下落傾向に転じた」と述べ、「購入者の需要を制限する経済状況と、住宅売却者の増加が主な原因だ」と分析した。

一方、専門家らは、不動産市場の弱気な状況は一時的な現象に過ぎず、今年は住宅価格が再び上昇すると予測している。その理由として、人口増加と新規住宅供給の不足が続いていること、さらにオーストラリア準備銀行(RBA)が今年から利下げに転じると予想されていることが挙げられている。ロイター通信によれば、オーストラリアの不動産専門家は、今年と来年にかけて住宅価格が約5%上昇すると見込んでいる。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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