メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

カナダ、米国からの25%関税強化に反対し、WTO提訴とUSMCAによる法的措置で報復 国際貿易協定違反として明確に立場を表明

川田翔平 アクセス  

引用:AP通信
引用:AP通信

米国と自由貿易協定(FTA)を締結しているカナダが、米国のドナルド・トランプ大統領の関税措置に対抗し、中国と同様に世界貿易機関(WTO)にアメリカを提訴する方針であることが明らかになった。カナダは米国に報復関税を適用すると同時に、FTA協定に明記された救済措置を発動する予定である。

フランスAFP通信は2日(現地時間)、匿名を条件にしたカナダ政府関係者の話として伝えた。この日、関係者はブリーフィングで「カナダ政府は米国が強行した関税が明らかな貿易協定違反だと考えている」と強調した。また、WTOと米国・メキシコ・カナダ貿易協定(USMCA)に言及し、「我々は米国と結んだ協定に基づき、我々が持つ法的救済方法を明確に追求する」と述べた。

これはカナダがWTOに米国を訴えると同時に、USMCA条項に基づいて米国に対抗措置を講じる可能性があることを示す。1989年から米国とFTAを締結していたカナダは、1992年にメキシコを含む多国間FTAである「北米自由貿易協定(NAFTA)」に参加した。

トランプ大統領は前政権時にNAFTAの改正を要求し、カナダとメキシコはこれに応じて2019年からNAFTAをUSMCAに変更した。トランプ大統領は昨年の大統領選挙で2026年に予定されているUSMCA再交渉について話し、できるだけ早く協定を再び変更すると主張していた。

先月2期目の政権を始めたトランプ大統領は、昨年から中国が麻薬性鎮痛剤のフェンタニルを大量生産しており、同薬物がカナダとメキシコの国境を通じて米国に流入していると主張してきた。これを受けてトランプ大統領は今月1日、大統領令を通じて4日からカナダ・メキシコにそれぞれ25%、中国に10%の関税を適用するとし、3か国にフェンタニル問題の解決を要求した。

カナダは同日、1,550億カナダドル(約16兆6,389億円)の米国産輸入品に25%の報復関税を適用すると発表した。カナダはまず4日から300億カナダドル(約3兆2,204億円)規模の製品に即時報復関税を実施し、3週間以内に残りの品々に関税を課すことを決定した。

カナダのドミニク・ルブラン財務相は2日の発表で、酒類、衣料品、家電、食品などの第一弾報復関税品目を公表した。メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は2日の国民向け演説で、トランプ大統領の措置に対する公式コメントを3日に公表すると明らかにした。海外メディアは、メキシコもカナダと同様に米国産輸入品に対する報復リストを発表するとの見方を示している。

すでに様々な理由で米国の報復関税を経験している中国は2日、商務部の声明を通じてアメリカがWTO規則に違反していると主張した。商務部は「米国をWTOに提訴し、相応の反撃措置を講じて権益を断固として守る」と発表した。

米与党はトランプ大統領の措置後、支持を表明した。米下院外交委員長を務める共和党のブライアン・マスト議員(フロリダ州選出)は2日、米CBSテレビとのインタビューでトランプ大統領の関税が貿易協定違反かという質問を受けた。

彼は「違反は米国に対してあったのであり、我々の主権に対してあった」と主張した。マスト議員は「カナダを通じても明らかにフェンタニルが流入している。中国もフェンタニルの混合に関与している。これは大統領令に具体的に明記されている」と述べた。

さらに「この問題が解決されるまで議論が続く。そしてUSMCAの再承認が数か月、数年内に迫ってくるという点も考えてほしい」と強調した。

引用:ロイター通信
引用:ロイター通信
川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「忠誠の象徴が逃げた」北朝鮮代表団の通訳が亡命、金正恩体制に広がる“静かな崩壊”
  • 「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」...自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!
  • 「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実
  • 「豚の腎臓移植で9カ月生存!」米UCLA、“遺伝子改変臓器”の実験に成功
  • 「合意内容と違う!」トランプ政権の“成果誇張外交”に日本・韓国困惑...経済同盟に深まる“信頼の亀裂”

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 「使い捨て容器を再使用」…インド鉄道で発覚した“衛生崩壊”、国民の怒りが止まらない
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ
  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 「使い捨て容器を再使用」…インド鉄道で発覚した“衛生崩壊”、国民の怒りが止まらない
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ
  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目

おすすめニュース

  • 1
    「寝室の明かり」が心臓に負担をかける?女性や若い世代で影響が大きい傾向、最新研究が報告

    ライフスタイル 

  • 2
    「もうひとりじゃないよ」…母を失った子ザルを包み込んだ妊娠中の犬、その優しさに世界が涙

    フォトニュース 

  • 3
    「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開

    フォトニュース 

  • 4
    「もう一度だけ、一緒に泳ぎたい」…沈む子を支えた母イルカの“切なすぎる祈り”

    トレンド 

  • 5
    【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来

    フォトニュース 

話題

  • 1
    1億円のピカソ作品「輸送中に消失」…警察が突き止めた“意外すぎる真実”

    トレンド 

  • 2
    【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始

    モビリティー 

  • 3
    【いかれた恋心】愛人のために妻を7度毒殺しようと…息子まで巻き込んだ“狂気の父”を逮捕

    トレンド 

  • 4
    「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露

    フォトニュース 

  • 5
    「会計が遅すぎる!」20代女が他の客をナイフで刺す…米ショッピングモールで衝撃事件

    トレンド