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北朝鮮との国境地帯で韓国秘密警察が刺殺される、不正調査が招いた内部抗争の可能性も浮上

川田翔平 アクセス  

引用:朝鮮中央通信
引用:朝鮮中央通信

最近、韓国・咸鏡北道咸鏡北道(ハムギョンブクト)の国境地域で道保衛局所属の保衛員(秘密警察)が殺害される事件が発生し、緊急調査が進められていることが18日に明らかになった。

北朝鮮専門メディアのデイリーNKは、前日、身の安全のために匿名を求めた咸鏡北道の情報筋を引用し、今月初めに咸鏡北道のある国境都市で道保衛局から派遣された保衛員1名が刃物で刺されて死亡する事件が起きたと報じた。

報道によると、保衛局は先月末、穏城郡(オンソンぐん)、会寧市(フェリョンし)、茂山郡(ムサンぐん)などの国境地域の保衛部職員の不正実態を自主的に調査するため、道保衛局の保衛員を派遣した。

その後、今月初めに派遣された保衛員の1名と突然連絡が途絶え、道保衛局は彼が派遣された地域の保衛部に連絡したが、彼の行方を知る者はいなかった。

そして2日後、行方不明の保衛員は近くの山で遺体で発見された。彼の体には複数回刃物で刺された痕跡があり、この事件は中央国家保衛省にまで報告された。急遽派遣された調査員らは外部との接触を徹底的に遮断した状態で、事件の詳細な調査を進めているという。

情報筋は「不正調査のため、現在、幹部たちが身動きが取れない状況だ」と述べ、「今回の事件も保衛部内の不正と関連している可能性が高まっている」と伝えた。

最近、北朝鮮当局は幹部の汚職を重大事件として扱い、問題視された者たちを厳しく処罰している。この状況下で、今回の事件が単なる凶悪犯罪ではなく、不正問題と関連して発生した可能性があるとの見方が出ている。

情報筋は「現地の住民は最近の頻繁な調査が冬の寒さよりもさらに厳しく感じられると言っている」と述べ、「保衛部が探知機まで動員した捜索と潜伏勤務を強化し、国境地域の住民たちは恐れを抱いており、市場でも親しい間柄で冗談を言うことさえ慎重になっている」と現地の雰囲気を伝えた。

北朝鮮が外部情報を遮断する一方で、内部的には住民統制の強化措置に伴う調査と粛清を行っている中、殺害事件まで重なり、北朝鮮の国境地域の住民たちは不安感の中で萎縮した生活を続けているとみられる。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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