メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

金利動向・地政学リスクの影響で金が急騰するも、投資のプロは「銀・銅」に注目?割安感と産業需要が生む新たな投資トレンドとは

荒巻俊 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

金価格の高騰に伴い、相対的に割安な銀と銅の価格も連動して上昇している。これにより、関連する上場投資信託(ETF)の収益率も好調だ。投資業界では、すでに過去最高値を更新した金よりも、割安感のある原材料に注目すべきだとの見方が広がっている。

20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)のデータによると、18日(現地時間)時点での国際金価格は年初から1オンス当たり2,641ドル(約39万6,954円)から2,949ドル(約44万3,221円)へ308ドル(約4万6,291円)(11.66%)上昇した。銀は29.24ドル(約4,394円)から33.37ドル(約5,015円)へ14.12%上昇し、銅は4.591ドル(約689円)から4.0265ドル(約604円)へ12.29%下落した。

関連金融商品への資金流入が加速し、収益率の上昇が目立っている。ACE KRX金現物ETFは年初から前日までの取引額が1兆2,098億ウォン(約1,263億2,348万円)に達し、15.81%の上昇を記録した。KODEX銀先物(H)、KODEX銅先物(H)ETFにもそれぞれ787億ウォン(約82億1,760万円)、49億ウォン(約5億1,164万円)の資金が流入し、11.12%、11.2%の収益率を示している。

最近では、アメリカの金利引き下げに対する慎重な姿勢やドル高が続く中、イスラエル・ハマス間の停戦やロシア・ウクライナ戦争終結の可能性により、地政学的リスクが若干緩和された。通常、このような状況では安全資産への需要は減少するのだが、金価格は依然として上昇傾向を維持している。

この背景には、ドナルド・トランプ米大統領による関税政策に対する不確実性の高まりが影響しているとみられる。トランプ大統領は就任前から「大規模な関税」を予告し、就任直後に中国・メキシコ・カナダに関税を課したことで、世界的な経済不安を引き起こした。これにより、安全資産への需要が急増したと考えられる。

このような流れの中で、金と同様にインフレヘッジ手段として知られる銀、そして安全資産としての性格が比較的弱い銅にまで、上昇傾向が波及した。昨年、ACE KRX金現物ETFが47.24%急騰したのに対し、KODEX銀先物(H)は16.43%、KODEX銅先物(H)は1.75%の上昇にとどまった。しかし、今年に入ってからは金と銀・銅の収益率の差が縮小している。

証券業界では、金が短期間で急上昇したことを受け、より割安感のある資産に注目すべきだとの意見が出ている。特に、銀と銅は貴金属としての需要に加え、産業需要も高い点が注目されている。

大信証券アナリストであるチェ・ジニョン氏は「一般的に、原材料価格は歴史的高値を一種の抵抗線とみなすが、実質価格ベースでの過去最高値は1980年の第2次オイルショック時の1オンス当たり2,946ドル(約44万2,771円)であり、すでにその水準に達している」と述べたうえで、「短期的には3,000ドル(約45万886円)台へのオーバーシュートは可能だが、価格の割高感が増すことで利益確定売りが強まる可能性もある」と分析した。

大信証券アナリストである パク・ヒョンジョン氏も「金は昨年から歴史的高値を更新し続けているが、銀は依然として過去最高値を突破していない」と指摘し、「過去に金銀比率が歴史的平均を上回った際には、投機資金が銀に流入し、銀価格が上昇した例があることを考慮すれば、現時点では金よりも銀に注目すべき時期だ」と語った。

銅価格についても、トランプ大統領の関税政策による影響で当面は上昇基調が続くとの見方がある。メリッツ証券アナリストであるチャン・ジェヒョク氏は「関税賦課前にアメリカで在庫を積み増す動きが続いており、これにより世界の銅価格はしばらく堅調に推移するだろう」との見通しを示した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」...自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!
  • 「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実
  • 「豚の腎臓移植で9カ月生存!」米UCLA、“遺伝子改変臓器”の実験に成功
  • 「合意内容と違う!」トランプ政権の“成果誇張外交”に日本・韓国困惑...経済同盟に深まる“信頼の亀裂”
  • 「米中露、核実験競争再燃か」...習近平、“新疆ロプノール核実験場”を再建!
  • 「史上最悪デザイン」からの反乱!iPhone17、注文殺到でクックCEOも絶句

こんな記事も読まれています

  • ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動
  • 【オーナー専用】ランボルギーニ「THE LOUNGE TOKYO」公開…六本木裏通りに潜む“秘密の聖域”
  • 【新型】スバルBRZ 2026年型登場 …「ピュアスポーツの原点」を現代に蘇らせる
  • 「アウディ×バイエルン」23年の絆が走り出す…RS e-tron GTが導く“電動の未来と情熱の共鳴”
  • 「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」…自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!
  • “偽軍人”に化けた配達員、女性医師に暴行!SNSで巧妙に接近か
  • 「110年前の悲劇が蘇る」…タイタニック一等席の名簿がオークションに登場!
  • 「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実

こんな記事も読まれています

  • ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動
  • 【オーナー専用】ランボルギーニ「THE LOUNGE TOKYO」公開…六本木裏通りに潜む“秘密の聖域”
  • 【新型】スバルBRZ 2026年型登場 …「ピュアスポーツの原点」を現代に蘇らせる
  • 「アウディ×バイエルン」23年の絆が走り出す…RS e-tron GTが導く“電動の未来と情熱の共鳴”
  • 「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」…自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!
  • “偽軍人”に化けた配達員、女性医師に暴行!SNSで巧妙に接近か
  • 「110年前の悲劇が蘇る」…タイタニック一等席の名簿がオークションに登場!
  • 「北朝鮮は絶対崩れないのか?」極秘情報と脱北者証言からわかる“クーデター不可能”の現実

おすすめニュース

  • 1
    「通学路目前で暴走!」猛スピード左折→ノーブレーキ衝突...“高齢ドライバー”の危険運転に現場騒然

    フォトニュース 

  • 2
    青森・核燃料再処理工場で放射線被曝事故…作業員3人を緊急調査

    トレンド 

  • 3
    「ここを通るなら覚悟を…」札幌の“魔の交差点”で相次ぐ衝突事故、専門家も震撼

    フォトニュース 

  • 4
    スズキとBYD、「ジャパンモビリティショー」で軽EV市場に参入…本格的な価格競争が始動か

    トレンド 

  • 5
    ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動

    フォトニュース 

話題

  • 1
    【オーナー専用】ランボルギーニ「THE LOUNGE TOKYO」公開…六本木裏通りに潜む“秘密の聖域”

    フォトニュース 

  • 2
    【新型】スバルBRZ 2026年型登場 …「ピュアスポーツの原点」を現代に蘇らせる

    フォトニュース 

  • 3
    「アウディ×バイエルン」23年の絆が走り出す…RS e-tron GTが導く“電動の未来と情熱の共鳴”

    モビリティー 

  • 4
    【スバル】初の電動SUV「アンチャーテッド」登場…480キロ走行&5秒台加速の新時代へ

    フォトニュース 

  • 5
    「全然動かないんだけど!?」ドッグカフェで露わになったうちの犬の“省エネ魂”

    フォトニュース