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北朝鮮軍、深刻化する「装備横流し問題」…飢えた兵士たちが軍用飯盒を売り払う背景とは

川田翔平 アクセス  

引用:合同参謀本部
引用:合同参謀本部

軍当局は昨年6月18日、非武装地帯(DMZ)で作業中の北朝鮮軍の多数の兵士が地雷の爆発により負傷または死亡する事故が発生したと明らかにした。合同参謀本部の関係者はこの日の報道ブリーフィングで「北朝鮮軍は前線地域一帯の不毛地帯の造成及び地雷作業中に複数回の地雷爆発事故が発生し、多数の死傷者が出ているにもかかわらず、無理に(DMZで)作業を続けているようだ」と述べた。

北朝鮮の軍当局が最近、個人装備を売り払ったり横流しする一部兵士の行動を止められずに頭を悩ませていることが16日明らかになった。

自由アジア放送(RFA)は、身元保護のため匿名を希望した咸鏡北道の住民の話によれば、11日に「最近、各軍部が突然、全兵士に支給された個人装備(軍装)の検査を実施した」とし、「全軍で装備を売却したり横流しする現象が極めて深刻なためだと聞いている」と伝えた。

また「軍用の飯盒は軍人じゃなくても誰もが欲しがる代物で、個人用テントは雨漏りする家や倉庫などを覆うのに最適だ」とし、「一部の新兵が飢えに耐えかねて軍用の飯盒や水筒などの装備を密かに売り払うことがあると聞いている」と語った。

北朝鮮軍の情報関係者は「コロナ禍以降、このような現象が深刻化し、状況を把握した軍当局が遅ればせながらこれを阻止するために全般的な検査を行ったようだ」とし、「飢えといった根本的な問題が解決されない限り、これを完全に根絶するのは難しいだろう」との見方を示した。

今月初めに清津に駐屯する第45師団が全兵士を対象に個人戦闘装備の検査を実施し、その後各部隊が兵士の戦闘装備の管理状態を随時検査しているという。

北朝鮮軍の兵士は誰もが武器や弾薬などの戦闘装備に加え、鉄兜(鉄製ヘルメット)、個人用テント(雨具代用)、軍用(野戦)飯盒、水筒、米袋、非常用品などのその他の物品を所持していることが知られている。これらは個人戦闘装備と呼ばれ、一箇所にまとめて保管するか、各自のリュックに入れて保管しているという。

その上で「最近、飢えや小遣いに困った一部の若い兵士が個人装備を売却したり、知り合いの住民に渡す事例が多発しているというのが当局の見立てだ」とし、「実際、今回の検査で必要な装備を持っていない兵士がかなり見つかった」と述べた。

さらに「今回の検査で問題を指摘された兵士たちは厳しく処罰されるだろう」とし、「装備をどのように処分したのかを追及し、返還や弁償などの措置が取られるだろう」と付け加えた。

同日、やはり身元保護のため匿名を希望した平安北道の別の住民の話によれば「2月末から3月初めにかけて平安北道に駐屯する第8軍団部隊も個人装備の検査を行った」と明かした。

この情報によると「大隊の全兵士が運動場に集められ、連隊と大隊の指揮官たちが1小隊ごとに分担して武器などの戦闘装備と個人装備が全て揃っているか、保管状態はどうかを検査した」とし、「検査で主に指摘された物品は軍用の飯盒や個人用テントなどで、さらには戦闘装備に属する工兵シャベルが数個紛失した部隊もあった」と語った。

また「軍隊で使用される軍用物品は一般の物品よりも品質が良い」とし、「特に60歳まで毎年、教導隊や労農赤衛隊の軍事訓練が行われるこの国では、軍用の飯盒や水筒は誰もが欲しがる物だ」と述べた。

引用:労働新聞
引用:労働新聞
川田翔平
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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