メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

朝鮮半島から南シナ海まで「一つの戦域」…防衛省「ワン・シアター構想」に米が前向き反応

太恵須三郷 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

防衛省は、朝鮮半島と東シナ海・南シナ海を一体の「戦争区域」と見なす提案を米国に示した。中国のインド太平洋地域での勢力拡大に対応する狙いがあるが、用語の定義が未確定であるため、「未熟な構想」との指摘も出ている。

15日付朝日新聞によると、中谷元防衛相は先月、東京で開かれた日米防衛相会談で、ピート・ヘグセス米国防長官に「ワン・シアター(One Theater)」構想を伝えた。

「シアター」は戦争の舞台、すなわち戦域を意味する。中谷防衛相は、「日本は『ワン・シアター』という考えを持っている」と述べ、米国、豪州、フィリピン、韓国などと一体の戦域として連携強化を目指す意向を示した。

ヘグセス長官はこの提案を歓迎し、石破茂首相との会談でも言及し、日米、韓国、オーストラリア、フィリピンの連携強化が重要であると強調した。朝日新聞は、米国がこの提案を前提に防衛協力を進める可能性があると報じた。

「ワン・シアター」構想は、防衛省・自衛隊内で東シナ海と南シナ海を一体的に捉えるべきだという認識に基づき考案された。

防衛省幹部は「中谷防衛相は中国の軍事的脅威を念頭に置き、トランプ政権下で日本がインド太平洋地域を主導すべきだと考えている」と語った。

また、首相官邸の幹部は、「台湾有事の際、日本も戦争区域に含まれる可能性があり、北朝鮮やロシアが連動して動く懸念がある」とし、「中国の能力向上に伴い、日本の対応範囲も広がっている」と述べた。

専門家は、米国政府が孤立主義的姿勢を維持しようとする中で、日本が米国をインド太平洋地域に引き留めようとする意図が「ワン・シアター」構想の背景にあると分析している。この構想は、東シナ海、南シナ海、朝鮮半島を一体の戦域として捉え、同盟国の共同対応を促す狙いがある。これにより、米国一辺倒ではない安全保障の選択肢を模索することが可能となる。

しかし、防衛省内では十分な議論なしに提案を行ったとの批判もある。ある幹部は、「内容が不十分なまま『戦域』という強い言葉を使うべきではない」と指摘し、別の幹部は「新しい用語を使う場合、認識を統一すべきだが、定義すら定まっていない」と批判している。

また、「ワン・シアター」の地理的範囲が不明確で、自衛隊の活動範囲も曖昧であること、日本が他国や地域の有事の際に巻き込まれる可能性が高まること、構想に台湾が含まれれば中国の反発を招き、緊張が高まる可能性があることなども問題視されている。

米国側が「ワン・シアター」構想に前向きな反応を示したことで、今後の議論の可能性が高まった。黒江哲郎・元防衛事務次官は、「構想が進めば、日本の安全保障上の責任範囲は広がる」とし、憲法上の制約や法的根拠、自衛隊の能力と課題などを解決しながら対応する必要があると指摘した。

日本国憲法は武力行使の永久放棄を規定しているが、2015年に成立した安全保障関連法に基づき、密接な関係にある国家・地域が攻撃され存立が脅かされる場合、集団的自衛権を行使できる。

太恵須三郷
CP-2023-0094@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • ついに登場!巨大ロボット「アーカックス」の衝撃
  • 【衝撃】AIの助けで命を救った少年の奇跡
  • 韓国でまた観光客死亡事故…“歩行者を次々とはねた惨劇”、運転手は急発進を主張
  • 「元妻と3人で暮らそうと?」25歳年下夫に発砲した60代妻…“三角関係”が招いた末路
  • 「合法と言い張る中国ホテル」子ライオンを客室に投入しSNS炎上
  • 「事故りました」ライブ配信しながら運転→歩行者死亡…その後まさかの寄付募集

こんな記事も読まれています

  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由
  • 「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由
  • 出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法
  • 北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線
  • 徴兵制が再び動き出す世界、くじと金で決まる兵役の現実
  • 「使うほど散漫に」SNSが子供の注意力に与える影響
  • 「赤い斑点は性病?」不安に怯えた中国人女性、ロンドンで恋人に刺殺
  • 「子犬が両親の帰りを待ち続けた日々」蓋に顔を寄せた“涙の瞬間

こんな記事も読まれています

  • SUVに傾いた韓国市場、日産セダンが揺さぶる理由
  • 「バッテリー不安は解消できるのか」BMW、EVにガソリンを載せる理由
  • 出勤前にエンジンがかからない!?冬のバッテリー放電を防ぐ方法
  • 北米赤字が突きつけた現実、ホンダ・日産・三菱が米国で共同戦線
  • 徴兵制が再び動き出す世界、くじと金で決まる兵役の現実
  • 「使うほど散漫に」SNSが子供の注意力に与える影響
  • 「赤い斑点は性病?」不安に怯えた中国人女性、ロンドンで恋人に刺殺
  • 「子犬が両親の帰りを待ち続けた日々」蓋に顔を寄せた“涙の瞬間

おすすめニュース

  • 1
    「寒さの中でも氷ドリンク?」韓国発ブームが体温・血流・胃に“連鎖ダメージ”を引き起こす

    ライフスタイル 

  • 2
    「どなたかこのお腹キレイに加工出来る方いませんか?」がSNSを席巻… 加工祭りと称賛が止まらない理由

    気になる 

  • 3
    1カ国語だけの人生、老化まっしぐら?研究で残酷な差

    トレンド 

  • 4
    抹茶でハゲる?SNS発・謎すぎる脱毛騒動の正体

    ライフスタイル 

  • 5
    人間が努力して身につけた“気合”、キツツキは本能でやってた

    トレンド 

話題

  • 1
    「節約のつもりが命取り?」中古チャイルドシートが“一撃アウト”な理由

    トレンド 

  • 2
    ヒョウ絶叫!巨大サイに“尻で圧殺”される瞬間…狩りの誤算が命取りに

    フォトニュース 

  • 3
    生まれたばかりの子犬を一晩中見守った“ナース犬”の優しさに世界が涙

    フォトニュース 

  • 4
    英30歳、妻5人に子14人!“異次元ファミリー”の実態にネット大論争

    トレンド 

  • 5
    火星は“熱帯惑星”だった?激しい豪雨が降り注いだ証拠をNASA探査機が発見!

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]