メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

ザッカーバーグ、640億円の「買収謝罪金」も門前払い…メタ、独禁法違反で解体危機へ!

竹内智子 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

フェイスブックの親会社メタに対する反トラスト訴訟が開始された。メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、裁判前に訴訟を提起した米連邦取引委員会(FTC)との和解を試みたが、拒否された。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の15日(現地時間)の報道によると、ザッカーバーグCEOは裁判の約2週間前の先月末、FTCのアンドリュー・ファーガソン委員長に電話をかけ、反トラスト訴訟を解決するために4億5,000万ドル(約641億5,409万円)の支払いを提案した。

この額は、FTCが要求した300億ドル(約4兆2,769億円)を大きく下回るものであり、FTCが問題視しているインスタグラムとワッツアップの価値を考えれば極めて少額だ。ファーガソン委員長はこの提案を拒否し、最低でも180億ドル(約2兆5,669億円)と政府の執行命令に従う同意判決が必要だと述べた。

焦りを感じたザッカーバーグCEOは、裁判が迫るにつれ提案額を約10億ドル(約1,426億446万円)に引き上げたが、FTCはこれも不十分と判断し、結局裁判が始まった。リナ・カーン元FTC委員長はザッカーバーグCEOの提案を「妄想的」と評し、「彼は競争を避けるために金を使い、今度は法執行でも同じことをしようとしている」と一蹴した。

ザッカーバーグCEOは前日に続き、この日もワシントンDCの連邦裁判所で行われたメタの反トラスト訴訟2日目に証人として出廷した。FTC側の質問に対し、2012年のインスタグラム買収の理由は、当時のフェイスブックよりもカメラアプリの機能が優れていたからだと述べた。

ザッカーバーグCEOは「我々は自社のカメラアプリを開発しながら『自社開発か買収か』の分析をしていた」と述べ、「インスタグラムがその点で優れていると判断し、買収が良いと考えた」と説明した。さらに「自社アプリ開発の多くの試みが失敗に終わった」とし、「新しいアプリの開発は難しく、我々の試みのほとんどがうまくいかなかった」と認めた。

FTC側はこの日、インスタグラム買収前にザッカーバーグCEOがその成長を脅威と感じて社内に送った複数のメールを公開した。ザッカーバーグCEOはこれらのメールが「流れを歪めている」と反論し、インスタグラムの成長を懸念する内容の文は一部あるものの、買収によってより良い製品を作る熱意があったと強調した。また、過去にそのような意図があったとしても現在の状況とは無関係だと主張し、FTCが定義する「ソーシャルメディア(SNS)市場」の範囲が狭すぎると反論した。

裁判では、メタが2018年5月にインスタグラムの分社を真剣に検討していた事実も明らかになった。FTCが提示したメールでザッカーバーグCEOは「インスタグラムの分社が複数の重要な目標を達成できる唯一の構造ではないかと考え始めた」とし、「ビッグテック解体の要求が高まる中、今後5~10年以内にインスタグラムとワッツアップの分社を強制される可能性も無視できない。これも我々が考慮すべき要因の一つだ」と記していた。ただし、彼は当時「インスタグラムが独立していたら、現在の約10億人に近い月間アクティブユーザーではなく、Xやスナップチャット並みの3~4億人程度の規模だっただろう」とも述べていた。

なお、FTCがメタによるインスタグラム(2012年)およびワッツアップ(2014年)の買収を市場競争を阻害する違法な独占行為だとして2020年に初めて提起した訴訟の今回の裁判は約2か月間行われる予定だ。メタがSNS市場を違法に独占しているとの判決が下れば、メタはインスタグラムとワッツアップの売却を余儀なくされる可能性がある。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[IT・テック] ランキング

  • iPhone Air第2世代、「第2の目」で進化する?…“デュアルカメラ搭載説”浮上
  • AI覇権争い、アップルもグーグルに屈した?“Gemini”採用交渉が最終段階
  • 「中国が勝つ可能性も」ジェンスン・フアンCEO、米中AI競争で“規制の壁”を警告
  • トランプに見放されたはずが…アイザックマン氏、ナサの頂点へ
  • 「ついにグーグルに頼った!」アップル、Siriに“他社AI”導入、“自前主義”崩壊か
  • 【iPad代替】15万円以下の「MacBook SE」開発へ?iPhoneチップ搭載で価格革命

こんな記事も読まれています

  • 「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ
  • トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?
  • 「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開
  • ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒
  • 「富豪の敵」がニューヨークを掌握…ウォール街が恐れ、すり寄るマムダニ新市長
  • 「欧州の再軍備、中国に握られる?」ロシアの脅威に直面、背を向ける米国…それでも習近平に強く出られない“理由”
  • 「日本は米国なしでは中国に太刀打ちできない」専門家が暴いた“同盟依存”3カ国の限界
  • 「停戦なんて幻だった!」イスラエル、ヒズボラ拠点を連続空爆…住民に“500メートル退避”警告も

こんな記事も読まれています

  • 「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ
  • トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?
  • 「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開
  • ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒
  • 「富豪の敵」がニューヨークを掌握…ウォール街が恐れ、すり寄るマムダニ新市長
  • 「欧州の再軍備、中国に握られる?」ロシアの脅威に直面、背を向ける米国…それでも習近平に強く出られない“理由”
  • 「日本は米国なしでは中国に太刀打ちできない」専門家が暴いた“同盟依存”3カ国の限界
  • 「停戦なんて幻だった!」イスラエル、ヒズボラ拠点を連続空爆…住民に“500メートル退避”警告も

おすすめニュース

  • 1
    「1,000億円プレーヤー」大谷翔平より注目を集めた妻…手にしていた“意外なスマホ”が話題に

    トレンド 

  • 2
    【二つの悲劇】交差点で衝突のあとに一台は急加速し街路樹へ突進、“もう一台の運命”は?

    フォトニュース 

  • 3
    「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ

    フォトニュース 

  • 4
    トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?

    フォトニュース 

  • 5
    「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開

    モビリティー 

話題

  • 1
    ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒

    モビリティー 

  • 2
    ホンダ、新興市場に照準…北米抜きの大胆戦略を示す

    モビリティー 

  • 3
    「ネズミ退治も接客も担当!」SNSで大バズリ、世界を癒す“店番猫”たちの愛され術

    フォトニュース 

  • 4
    「200年生きる秘密、死なない細胞にあり!」米研究チーム、ホッキョククジラの“DNA修復メカニズム”を突き止める

    トレンド 

  • 5
    「大丈夫、僕がそばにいるから」…突然の発作で息ができない飼い主、その時“救いの手”を差し伸べたのは飼い犬だった!

    トレンド